その美しさを描けない

割り切れないshotにgoodきてる

永遠ってなんだ

 

東京は雨だった。思いのほか冷たい空気が軽いコートをすり抜けていく。

傘は邪魔だと分かっていたけどここまで降っていては仕方ない。最近出かけるといつも雨で憂鬱だ。雨女の自覚は無いのだが体質が変わったのかもしれない。

偏頭痛がつらい日だった。薬を飲んだのに歩くたびに頭がずきずきして、これで平静を保っているつもりかと自分に苛立ち笑えた。

昼食のオムライスは味を感じず、コーンスープで口の中をやけどしたことに気づくのにしばらくかかった。

チケットを持ってきたか電車の中で5回は確認した。腕にかけた白いトートはせっかくのきれいめ全開な服にはやはり微妙で、大きくて品の良いバッグを持っていない自分をむなしくした。新品の双眼鏡はその中で異彩を放っていて、それは素直におかしくてにやけてしまう。

そしたら乗り換えを間違えた。

 

初現場にしても動揺しすぎであった。

厳密に言えばミュージックソンの観覧に行ったのが初現場だしタイミング良く三宅健さんの姿を見ることもできた。

あの時も銀座だった。流れるような茶髪に見え隠れする横顔は今でもはっきり思い出せる。私よ、あなたは数か月後に彼の舞台を観にまたここへ来るよ。

 

念には念を入れておりものすごく早く着いたのだが、いつから列形成が始まるのか分からなかったので劇場の端のほうにじっと立っていた。30分くらい経ってなんとなく列ができ始めたのでそこに加わった。

チケットを握りしめガラスの向こうの劇場を見ていた。何を考えていたのかは思い出せない。頭が痛かった。

グッズは大混乱の中買った。ポスターがめちゃくちゃ大きくて誤算だった。バッグからぴょんと出るポスターを見て、帰りは美大生のふりをしようと思った。今考えると本当に混乱していた。

 

 席に座り荷物を整理し、パンフレットを読んでいるとなぜか落ち着いてきた。楽しみという気持ちが会場中にぽんぽん舞っており私もつられたのかもしれない。

会場が暗くなり歓声があがった。心臓がばくばく鳴って体を揺らした。

舞台に立つ滝沢さんはオーラと存在感の塊だった。双眼鏡を使わずとも目鼻立ちの美しさが分かった。双眼鏡を通すと目を縁取るまつげまで凛としていた。

 

ギターの音が静かに鳴り、スクリーンにMaybeの文字がぱぱぱっと映った。

ぼんやりとライトが照らす先には背筋を伸ばして立つ男性がいて、三宅さんだった。

認識した瞬間ガタガタと手が震えて持っていた双眼鏡は膝の上に落ちた。彼の声が空気に乗った時には蛇口を失ったかのように泣いていたし、体全体が震えすぎてタオルを握ることすらできなかった。

健くんのことが本当に好きだ。声にはならないけど叫んでいた。私が健くんに抱いている感情は主に尊敬だけど、あの瞬間は限りなく恋に近いような、でも崇拝とも呼ぶべきでもあるような誰にも感じたことのない好きだった。

胸の奥のほうで小爆発が起きていた。彼を知って感じた幸福や悲しみ、ときめきや苦しみ切なさまで、心に結晶となり宿っていた全てが流れ星のように飛び回りぶつかりきらめいていた。

音ハメをガチっとして指の先まで表現者であるダンスは間違いなく健くんのダンスで、映像で何百回と見てきた彼そのものだった。

 泣きながらもMaybeの歌詞は聞き取れていたし、おこがましくも自分の心境を重なりすぎてこれがまた心の流れ星を加速させた。

 

三宅さんが怪我をされたと知って、巡る血が凍ったように思えた。

勝手に傷つき取り乱し、心配しないでと言われて(ニュアンス)おきながらも不安で押しつぶされている、私ってどうしてこうなんだ、こんなやつ席に座る資格は無いと怒りがおさまらなかった。

同時についに来たとも思った。以前こんなことを書いた。

 

何度も自分に言い聞かせる。生きている人を好きになることは覚悟が必要なのだ。アイドルとて例外ではなく1人の人間だ。

普通、アイドル20年やってらんないでしょ!? - その美しさを描けない

 半年経たずに自担の怪我で掘り起こすことになるとは夢にも思わず、しかし「いつ」なんて関係は無い。覚悟を決める時が来た。

こんな心の状態ならファンであることを辞めたほうがいい、歌舞伎にだって行かないほうがいいと思った。応援し続けるなら覚悟を決めろ。なあなあで観劇しても、どうせ遠くない未来心が折れる

なにを大げさなと自分でも思うけれど、結局は自分のため、エゴである。なんで舞台に立ち続けるの、一刻も早く治してほしい、健くんは今何を思っているのか、そんなこと私が考え続けてもなんにもならない。重々承知である。

しかし考えてしまう、日常生活に支障をきたし、これはだめだとさすがに分かった。

私も1人の人間として、やらねばならない日常の生活がある。生きていかなくちゃいけない。悪い感じにどっぷりと依存していることに気づいた。

 

そこから少し冷静になり、舞台が続くというのならカンパニーまるごと信じ毎公演の成功を願おうと思った。

ほんのわずかでもプラスの思いの方がいいに決まっている。滝沢さんのWeb連載にも救われて、感謝しかない。

 

Maybeの時から靴が片方違うことに気づいていた。でもその足を使いターンし、蹴り上げる三宅さんを見て、あなたがそのつもりならなんでも受け入れようと思った。

Show must go onが身に染みた。どうしたって続けなければならない、それならばマイナスなことを考えるだけ時間の無駄だ。もう信じて応援するしかないと自然に覚悟が決まった。

 

MASKの三宅さんはただ圧巻といった感じで翼が見えた時は私の妄想もここまで来たかと錯覚した。宇宙一かっこよかったし恐ろしかった。本当に怖いほど魅力で満ちていた。

腹筋太鼓も実在したしその頃には双眼鏡も使えていた。怪我のことを完全に忘れていたわけではない。それを踏まえての最高や最大限があると全てのシーンで感じた。舞台にかかわる全員の力が尽くされているステージだった。

二幕では三宅さんはひたすらにきりりとかっこいい役で声もぐっと低く、寄せた眉も苦しいほど素敵だった。おもしろいシーンにいなくて良かったという意味ではなく滝沢さんの中の三宅さんはこのようなイメージであり、尊敬がこうさせているのかなとも思った。

三宅さんと滝沢さんの間に流れる空気はとても良く、それがこちらにまで伝わった。滝沢さんには感謝してもしきれない。タッキーの舞台を観たことがあるよ、は一生自慢していきたいことである。

ジャニーズJr.の皆さんも全員かっこよくて歌って踊って話して恐れ入った。彼らがジャニーズの未来かと思うと胸が熱くなる。

 

「笑いあり、涙なし」に嘘は無かった。そんなの無理だよと思っていたけどMaybeからは本当に涙よりもわくわくや笑いが先行してめくるめくステージに圧倒されっぱなしだった。

しかし最後のフライングは泣いた。舞台が終わってしまう少しの寂しさと、優雅に宙を舞う2人が綺麗でかっこよくて大きすぎる幸せを身に止めておけずじわじわと泣けた。

 

会場を出ると小雨になっていた。ここ数週間で最高にハイになり危険な状態だった心をまぁまぁ落ち着けとなだめてくれた。恨めしく思われたり感謝されたり雨も大変だろう。

私が願っていた以上のことがあの舞台にはあった。Maybeの歌詞から言えばその全てを君がかなえてくれたのは必然の奇跡だ。

怪我のことはほんと言うとやっぱり心配ではある。それでも今は三宅さんを信じてついていきたいと思える。あのすごい酸素ルームには頑張ってほしい。

 

健くんのこと、ずっと好きだ。ずっとずっと好きでいたい。でもこれが義務的な感情になったらまずいのだろう。

だから心の中をちょっとだけ変えた。これまでより少しだけ下がって彼を見る。周りの景色や風向きが視界に入るようになった。時々自分に今の調子を尋ねてみることにした。

未来はいつだって不確かでこんなこと書いても本当に何がどうなるかわからない。なにごとも今にならないと対処できないし今はもう過去になってしまう。

時間に流され振り回され、それを受け入れるのにすら時間が要る。

私が願うずっとは何なのだろう。いつからいつまでなのだ。

私は彼に何を求め、何を信じ何に惹かれ続けるのだろう。私は彼になにも与えることはできないと知りながらどうしてもがき続ける。

きっと永遠に答えは出ない。そんなの知っている。

それでも好きだと言わせてくれ、ずっと好きだと言わせてくれ!

 

千秋楽へ今日も近づく滝沢歌舞伎、みんなが笑顔で舞台をできることと大成功を心より願います。

三宅さんの怪我も早く良くなりますように。

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V6 LIVE TOUR 2015 -SINCE 1995~FOREVER- DVDを見ました

 

V6デビュー20周年記念コンサート、V6 LIVE TOUR 2015 -SINCE 1995~FOREVER-。

2015年11月1日、デビューから20年のその日に行われた最終公演をノーカットで収録したDVD。

指折り数えて待っていましたその発売を!!!意気揚々とフラゲして、あれから毎日のように見ています。書きためていた感想もようやくまとまったのでブログに置きます。長くなりすぎてまとまったと言えるのかは分かりません!!

本編だけの感想のつもりでしたが、見返したら数行分くらい特典の内容書いていましたすいません。本編についてはセットリスト、衣装、照明や細かい部分まで書きまくっているのでぜひDVDやBlu-rayをお手元に読んで頂くとうれしいです。

曲名の省略や名称があやふやな部分、そもそも素人の書きなぐりなので色々あってもそっと見逃すかそっと教えて頂ければ幸いです。すべて個人の感想です。

やっぱりBlu-rayがきれいらしいよ・・・。欲しいね再生機器・・・。

 

 

 

セットリスト

 

 

オープニング Wait for You -SINCE 1995~FOREVER ver.-

もう始まりから違った。会場が優しい雰囲気に包まれていたとメンバーが言っていた意味が分かった。こんなに静かで穏やかなコンサートの始まり方があるんだろうか。Wait for Youのピアノバージョンがすっごい利いている。スモークの中からメンバーのシルエットが現れた時、ぐあ~っと胸にこみ上げてくるものがあった。

森田さんの限りなく優しく、語り掛けるような歌い出しですべてが始まる。歌い出しても彼の姿がはっきりと照らされるわけではなく、どのシルエットがどのメンバーか判別がつかない人も会場には多くいただろう。

この照明の当て方は素敵だと思った。ステージに彼らが現れれば無意識に担当を探してしまうのはオタクの性だ。しかし顔がよく見えないことによって視点はがらっと変わる。あぁ、6人いると私はすぐに思い、無性に嬉しくなった。V6だ、これから20周年を迎えた彼らのコンサートが始まるんだと心の準備をすることができた。

 

MUSIC FOR THE PEOPLE

坂本さんの煽りで静かな雰囲気は一転。スモークの中1列で踊る彼らが神々しかった。この部分、坂本さんと三宅さんが踊る時正面からのアングルだとどうしても被ってしまうのだが、見事に斜めからの視点で撮ってあり感動した。

会場は一気に白く照らされて衣装がはっきり見える。そしてこの衣装がまたかっこいい。一瞬映し出されるツアータイトル。バックスクリーンの大きさや迫力が一発で分かった。

デビュー曲というのは20年ついてまわるものなのだなぁと改めて実感した。夢に燃えてるのだ、20年経っても。まったく色あせない。サビの2回まわしも新鮮。坂本さんがすでにキレキレでかっこいい。メンバーカラーを意識しているような照明も良い。緻密さに感動し、これは今回照明やばいなという素人丸出しの期待をした。

 

Supernova

出ました。3曲目にこれを持ってくるとは。興奮を助長するような怪しい色合いの照明が良い・・・。観客の悲鳴にも似た歓声が終始止まない。声が出てしまうんだろう、分かる。

ダンスはいわゆる2013年版と2011年版のミックス。三宅さんさすがです。特に2011年を後半に持ってきたところ。

そして見どころは間奏のレーザー。どうなってるんだこれは。ラップ入りの森田さんが恐ろしいほどカリスマだ。あの腕の回し最高としか言えない。

三宅さんの手のピラピラ(伝わってくれ)がセクシーで大好きなんだけど、きっちり映っていてよかった。ラヂオでピラピラを指摘されたため今後しなくなる可能性がある・・・ので見納めかも・・・と思うと映っていてよかった。続けてください。

この曲はこれまで360°視点のステージで披露されてきたため、初めてのアングルだった。一番最後の「今夜見つけた答え」の部分、森田さんセンターで決まっていたのでどんなステージでも魅力のある振付だ。しかしマルチアングルは欲しかった。

バックスクリーンでリアルスーパーノヴァが起こっているのに気づいたときは笑ってしまった。男女関係の比喩とかそういうのじゃ収まらねぇぜという熱い意志を感じた。個人の感想です。

 

Air

必殺曲を続けるというとんでもないセットリスト。

この曲も元々360°からの視線を意識してつけられた振付のためどうなるのかと思ったら振りは変わらず。ステージを分割して歌う人をより目立たせる構成がよかった。

照明はシンプルで落ち着いており前曲との差別化大成功だ。ピュアな感じが増していた。

私の大好きな長野さんパート「愛することは思いやりの続き」、当然長野さんは最高だった。彼だけパッとスポットが当たるところが良い。そしてこのときのカメラワークが素晴らしかった。真ん中の部分に4人、そしてその先の高さが異なる所に森田さんがいたのだが、ちょうどその5人がきれいに並ぶ位置で映してある。続けて森田さんのアップでソロ、この滑らかな切り替わりはため息が出た。

そしてなんといっても大サビからのバラの花束の演出!!!Airは坂本さんのソロ後、どれだけときめきを詰めこめるでしょう選手権(命名私)というファン歓喜の演出が確約されている。披露されるたび最高値をマークするのだが、今回は半端ではなかった。衣装も相まってどう考えても王子様。花束の持ち方にそれぞれの色が出ていてとてもよかった。井ノ原さんのどこかラフでおちゃらけてるけどやるときゃやる王子様感溢れる持ち方、100000点。

 

太陽のあたる場所

ライブで歌っているのを初めて聞き、それから原曲もかなりリピートするようになった。坂本さんの歌いだしからの長いラップが心地よい。歌おうとするとすごい低音でまったく歌えず、彼の音域の広さに驚かされる。答えは出ないけど進むしかない、この道の先に夢に続きがあるから・・・V6が言うと背中を押してくれる力がすごい。

カミセンのラップは音源よりも確実に大人になっているもののどこか若者のがむしゃらさを感じて、カミングセンチュリーボーイズはやっぱり違うな・・・と謎の感動で胸がいっぱいだった。

みんなでららら~を歌うのも楽しそうだった。これがさっきまで一夜だけのsupernovaとか言ってた人たちかと思うとギャップに悶える。

井ノ原快彦さんによくできましたとほめてもらえる次元に生きていてよかった。ここだけ抽出して誰かに褒めてほしい時に永遠に聞いていたい。

 

Can do! Can go!

この振付大好きだ。ぱきぱきリズムを拾っていくような動きがノレる。本人たちもジュニアの曲と言ってしまうほどジュニア界に浸透している曲で、確かに若々しさとがんばってこうぜ!という気を感じる。でも当然だがV6にめちゃくちゃ似合っていると思う。本家が変わらず歌い続けているのは燃えるよね。

カニと名付けられた本人たち曰く「どうしてもかっこよくならない振り」だけどこうしてみるとかっこよいのでは!?にこにこで踊っていた森田さん、いかがだったでしょう。急に暗転したので隠したかったの・・!?と思ったけど多分違う。

曲終わりから間をあけずSPOT LIGHTにいったが、ここの繋ぎはテンションが高まった。

 

SPOT LIGHT

また1つ盛り上がり曲が生まれた。これは絶対現場向きだ。ハロプロなら推しの番号の時推しジャン待ったなし。

「背中を押してくれる仲間がいるから」で森田さんが後ろのメンバーをくいくいっと指し示すところ、めちゃくちゃ泣いた。すごい笑顔だった・・・。これを生で見て気づけた人ってどれくらいいるのだろう。一瞬だしさりげなかったので本当に少数だったろうし、こんなん自分の作り上げた幻かと思うよな。そして幻でなかったことを映像で知り自分の視界に感謝する・・・のでしょう。

そして井ノ原さんが割とシャレにならない高さで飛んでいた。けがしなくてよかった。そこからの長野さんパートは飛ばした余韻からか歌声に笑いが乗っていて、それが素っぽい感じでキュンと来た。

あと坂本さん絶対ウインクしたでしょ、ウインク魔人はDVD画質にもめげない。もっとしてくれ。

 

グッデイ!!

無条件幸せソング。2011年のアンコールの最初もこの曲だった。あのシリアスなセットリストから幸福ムードに瞬時に持っていけるポテンシャルを持つこの曲が、明るい曲続きで披露されてしまった。イントロの振付が大好きなのでしてくれてうれしかった。

そしてここでメインステージには上から見下ろす視点のカメラが存在すると判明。フォーメーションの美しさが存分に発揮されるアングルなので大喜びした。

振付が分からなくなっちゃっている三宅さんと岡田さんには思わず気持ち悪い感じの笑みがもれた。一番サビのpromisesで三宅さんのカットを抜いた人にボーナスを差し上げてください。シェケナは至宝。

 

HONEY BEAT

もうだめだ。幸せの飽和状態。2曲続きで曲初めの井ノ原さんのプチ煽りが入っていてただ最高である。しかしスクリーンの映像で6人それぞれを正面から撮っているカメラの存在に気づき、すぐさまマルチアングルを所望したので私は強欲だ。

ほらキスを~で挟み込まれた三宅さんのカットで息が止まらなかった人はいないでしょう。そして森田さんと長野さんの絡みがかわいい。森田さん何を言ったんだろう、読唇術を身に着けたい今日この頃である。

照明は黄色推しで来るかと思ったが普通にカラフルだったので己の安直さにがっかりした。しかしスクリーンの六角形はハチの巣イメージだと思ってるんですが、安直かな?

 

MC

いつものV6だ~!という安心感。アニバーサリーだから神妙な感じになるかと思いきやいつも通りの明るさとテンション。

20周年の話題はそこそこに長野博芸能生活30周年を祝いだすメンバー。長野さんなんでもやりますってそういうところ素晴らしい・・・。そこから奇跡のおじさんネタ。でもファンは全員を奇跡的な存在だと認定してると思うよ・・・。

岡田さんの安村ネタは時事ネタとして面白いけど数年後に見たら一瞬分からなくなる気がする。過去DVDを見ていてん????となるのはだいたい時事ネタなのでそれはそれで面白い。40周年の時とかに見返して、あ~2015年はこんな年か~という資料になるだろう。

そして点呼・・・!やりたかった~~。もう次ライブがあっても10代では手を挙げられない・・・。20代で元気よく返事する準備をしておきます。子どもたちでにこにこするメンバーは最高だったよね。

男だけの時ジャニーズの仲間たちが来ていたのもあったけれど、今回本当に男性がよく映りこんでいたと思う。しょっちゅう見かけた。多くの人に愛されるV6最高だ。 

カミセンのMCはかわいいかわいいだった。こんなにかわいい暴露があるのか・・・?

頭の上に花束発言の岡田さんと森田さんの対処の違いがカミセンって感じでほほえましかった。なんだかんだ肯定していて、こういうゆるく認め合うことがいい雰囲気の一因なのではと思った。

 

Honey

やってくれてありがとう。今回ライブ音源がCDになったことで入手が厳しいと思っていたこの音源を手に入れることができた。ふっふ~!を言えたらどれだけ気持ちいいだろう・・・。

井ノ原さんが坂本さんに向けて言った、やってよ!が至極軽いノリだったので笑えたしこんな感じで昔森田さんを渋谷の真ん中で踊らせていたのだな・・・と納得した。

スクリーンの映像もときめいた。映し出されるお客さんが幸せそうな顔で心底分かるって感じ。驚いたことは間奏の煽りの長野さん。いつもそんな声だったっけ!?こういうギャップに弱い。

失恋していないトニセン曲における幸福感ときたらない。ずっとそばにいるから永遠に守ってほしい・・・。リア恋がほいほい発生する。

ガンと明るい照明から最後のハモりでスポットのみになることで次曲の失恋バラードに違和感なくつながるのだなと思った。

そしてこの曲はパート割りが神。これ以上言うことがない、神。

 

涙のアトが消える頃

初披露のこの曲。同じく初披露の「君が思い出す僕は君を愛しているだろうか」とこれはどちらも失恋バラードだったためそれぞれどのような演出で来るか楽しみだった。そしてその期待のハードルよりはるか上を超えていった。照明が謎の技術。

私はどこか内向きなV6が好きなので真ん中を向いて歌うところ、良い。

自分を振った女性の姿を椅子に投影しており、それを切なげにそして苦しそうに見つめて彼らは歌っている。客席からはその表情を見ることはできない。大サビでようやく客席を向いて踊りだす。そして消えていく椅子。

前半は彼女に語り掛ける様に、どこか復縁を望むようにも感じる。後半は涙のアトも消え復縁までは望まないものの、未だ愛は尽きずに苦しむ姿が演出されているようだった。AメロBメロは1番なのにサビは2番の歌詞だったため最後のサビと歌詞が同じになり一瞬不思議に思ったが、同じ歌詞だからこそ演出に集中して受ける印象の違いを楽しめた。

 

GUILTY

私はGUILTYが歌われるたびにマルチアングルにしてくれと喚く芸人です。だってこれは欲しかったでしょ・・・。

それぞれ間隔をあけて椅子に座っている以上6人を一度に映すことは難しい。そこでマルチだよ・・・。前曲からの繋がり要素として椅子という小道具は曲調にも合っておりとてもきまっていた。椅子が白から黒になっているのもGUILTY。

誰かが指を鳴らしているところがアップになり、うわっ誰だこんな最高なことしてるの・・・みんなしてたっけ!?と思ったら坂本さんが引きで映り、その手がさりげなく動いていたため思わずうなった。椅子に座るまでの姿勢も一番好きだった。足が長い人間にのみ許されたポージングである。

そしてBメロの歌っていない人の待ち姿勢!片腕を膝に乗せる坂本さん側と、深く腰掛け手を腿に乗せた長野さん側にきれいに分かれていたのは振りなんだろうか・・・。フリーだとしたらあまりに完璧だ。

1番サビの長野さんのジャケットプレイは見逃さなかった。心が乱れた。サビ終わりの坂本さんのマイク持ち替えは大層セクシーだから見てください。

そしてラップパート。歌いだしといいラップの時に照明が赤くなるのはアクセントになっていた。

大サビ、バックスクリーンには割れたガラスの破片が舞っており、映像を背負っているのもやはり良いなと思った。だからマルチをだな。

  

キミノカケラ

モノクロになった画面。動作不良かと思った。トニセンがhoneyという明るい曲だったためカミセンの選曲が気になったがこれか・・・!と身構えた。GUILTYのあとは毎回失恋バラードという式が出来上がってきている。説得力がものすごい。

モノクロからカラーに変わる瞬間のカットが絶妙。岡田さん、三宅さん、森田さんが短い時間で移り変わっているのに見やすい。

それと三宅さんがセンターであることにぐっときた。6人曲だとセンターは分かりづらいがトニセンカミセンは3人なので必然的にセンターが生まれる。デビュー当時はさておき、今は曲調に合わせてセンターが決まっていると勝手に判断した上での発言なので注意。つまり私の中でこの曲は三宅さんの失恋ナンバーである。また歌詞が彼に似合うのだ。しかしそう思うとこの曲を聴くことがめちゃくちゃにつらくなるので気を付けてください。

 

will

センターステージに両端から集結しサビから踊りだすという新パターン。森田さんの歌い出しの赤い照明にふっとセクバニコンが重なった。

恋愛系の曲が続いていたためここからどうつなげていくのかと思ったがwillは強い。キミノカケラのどこか電子的な切なさを引き継ぎつつ、同じく電子音ながら爆発的な力を持つBTWに違和感なくつながる。BTWに隠れて分かりづらいがこの曲も照明がかなり緻密でどこから色が出ているのか分からないところがたくさん。大サビのある角度からは赤、ある角度からは白に見える照明がすごすぎた。どこからきてるんだ。

間奏の三宅さんセンターは燃えた。

 

SP -Break The Wall-

前半最大の山場であり見せ場と言えるだろう。カメラワークが他の曲と一線を画している。この曲1曲で作品として成り立っている。これは見てくれとしか言えないしいろんな人にV6はすごいぞと自慢したくなる。

出だし三宅さんがずっと手を挙げていてそこからのbreak itのカメラワークが素晴らしい。このレーザーの海、会場ではとんでもなかったのだろう。味わいたかった。しかし映像では多角的に見ることができるし、寄りも引きも編集者が特にこだわった部分を見られる。おいしいところがぎゅっとつまっているという良さがある。

坂本さんのパート「最先端~」のところなんてスモークと照明とカメラワークと坂本さんの位置が完璧だったからこそ撮れた絵である。

三宅さんの長いパートで岡田さんの腕が三宅さんの頭上を通過する時の赤いレーザーが意図的なものに感じられてもはやぞっとした。とてつもない技術力だ。

岡田さんと長野さんのパートは大掛かりな振り付けがあるわけではないが、2人の動きがどうにもその2人っぽくてハマってしまう。その直前センターステージに残った4人の振付は大好きなポイントなので正面から映してくれてありがとう・・・。

 

MC

外の皆さんの声が一回も聞こえなかったけど会場では聞こえてたっぽい・・・?

リーダーもみんなも踊ってるよ(泣)(泣)ありがとう(泣)とむせび泣く。

ジャニーズの皆さんも勢ぞろいでカウコン感がすごい。豪華。

個人的ハイライトは生田斗真さん。かわいくてかわいくって・・・うちわ持ってさ~岡田さんもめっちゃ嬉しそうだったね~~・・・かわいい。

V6とTOKIOの絡みは名人芸だった。笑いが頻発するし乱闘コントもDVDに収められて最高。乱闘に絡まない三宅さんと岡田さん、THEカミセン。

櫻井さんのファン目線、分かります、ファン代表発言ありがとう。

岡田さんの発言を待つHey! Say!JAMPさんたちは子犬のようだった。孫を見る目で見ちゃうよね。

急にさみしくなっちゃうV6も一回区切るくだりもかわいい。

そしてここ毎回一緒にストレッチしちゃうよね。井ノ原さんに褒められ隊。

MCからメドレーまで、メンバーの衣装替えのつなぎとして作られたムービー。一言でいうとV6は宇宙・・・という何をこいつはという感想になるのだが実際そんな感じだと思う。改めて彼らの歩んできた時間はとてつもなく長いものだと実感したし彼らがグループとなったこと、そしてファンひとりひとりがV6に出会えたことが奇跡なのだなぁとじんときた。

 

39 Symphony

第1楽章 Orange~COSMIC RESCUE~IN THE WIND

Orangeをベースに聞き覚えのあるフレーズがミックスされる。スクリーンには大きな時計が映し出される、私は10周年のコンサートをまだ見ていないので比較できないのが残念。空の中に見える6人のシルエット。いったんシルエットで見せてから明るくするという照明具合が絶妙だ。

コスレスは一番丸ごと歌ってくれるとは思わなかったためうれしかった。Aメロの出だしのみんなのステップが大好き・・・。

そしてIN THE WINDのジャジーな編曲。これが噂のセクシー泥棒。長野さんのコントモードが全開で笑ってしまった。なんであんなに高音なんだ。

ITWはもう私の中で大ヒットで、なにより三宅さんがセンターなのがアツい。バックスクリーンのダイヤモンド?がメンバーカラーに変わるところもアツい。この後のセクシー泥棒が三宅さんで私は打ちのめされた。花火が撃ちあがるような悲鳴、もはや私だったのでは?

第1楽章は初めということでそこまで飛ばしすぎず歌う曲は長めに、しかし分かりやすい曲のワンフレーズを大量に挟むことでメドレー感を十分に出していた。

 

第2楽章 Sexy.Honey.Bunny! ~愛なんだ~kEEP oN.~WAになっておどろう~

              バリバリBUDDY!

硝子の割れる演出が決まっていた。この繋ぎはおしゃれすぎだろう。「忘れちゃだめさ」の森田さんの手の振りが史上最高だった。サビの後に「知りたい触れたい見つけたいいつかほんとの愛だけ叶えたい」という愛なんだのラップが挿入されているが、セクバニの時に言われるとなかなか狂気を感じてぞくぞくする良さがある。

フリー素材よろしく多用された愛なんだもきちんと歌われる。いえ~~!の盛り上がりがすさまじい。

kEEP oN.は切り取った箇所が絶妙。岡田さんが三宅さんを押し倒したところ(語弊なし)はもはや技だった。長野さんソロパートが最高だった。セクシー泥棒の影はもはやどこにもない、男前だった・・・。

WAになって踊ろうは繋ぎが良かった。なにより森田さんソロ。20周年記念の映像にこのハニースイートボイスが残ったことは重要である。宝だ。

バリバリはすごい。「みんないるか~」に対する井ノ原さんのはぁ~いがかわいい。とってもかわいい。岡田さんのタックルはほどほどだったようだがこれでほどほどなのか。楽しそうだし、けががないならよいです。

第2楽章はテンションの高い曲多めでノンストップ。愛なんだ、WAという初期のみんな知っている曲に比較的最近の盛り上げ曲を加えることで誰でものりのりの構成。照明もカラフルで元気が良い感じで華やか。

 

ここでまた映像

公演に関わったスタッフの人数が出た時に拍手がおこるのがさすが・・・。

この映像はメンバーも多く関わっていたのでその思いも感じつつ見ると一層感慨深いものがある。

V6とファンの距離「いつも そばに」は泣けた。この次メジルシの記憶で「会えない夜も平気だよ」という歌い出しなので余計に泣けた・・・。この歌は別れてるけどな。

 

第3楽章 メジルシの記憶~ジャスミン~野生の花~蝶~GENERATION GAP~        

              本気がいっぱい~Believe Your Smile

坂本、井ノ原の掛け合いに外れなし・・・。メジルシの記憶はなんとコンサート初披露。シングルで歌われていない曲があるなんて曲数の多さは伊達ではない。メドレーのおかげでこうして良曲が日の目を見ることになって感謝。

ジャスミンはなにか違うと思ったら2番だった。メジルシの記憶との歌割りバランスを考えたのかな・・・?サビの歌詞がとても好きなのでうれしかった。

ジャスミンから明るくなっていくのかと思いきや野生の花、蝶と続く。この2曲の繋ぎはかっこよかった~。

GENERATION GAPは蝶と本気がいっぱいのオケで歌われておりなんだなんだ!?と思ったがちゃんと成り立っているのですごい。この曲が転換点となって一気に明るくなる。本気がいっぱいはヘイ!である。やりたい。

ビリスマは突き抜けて明るいのに歌詞から微妙に不穏な成分を感じて最高である。照明の青色も歌詞の中に出る空という部分とリンクしているようでさわやかだ。

第3楽章はトロッコ上でファンサをする彼らを見られるところに注目したい。マルチアングルで1人ずつじっくり見ると違いがあって楽しい。基本はパフォーマンスに重きを置いておりDVD編集もその方面にぐっと寄っているのでファンサがここまで長く映ることは珍しいのではないか。コンサートにいるかのように感じられてよかった。

 

第4楽章 over~愛のMelody~Darling~スピリット

overはただただ泣いた。朝焼けのようなオレンジから眩しいくらいに白い照明。歌い出しからサビまでは歌っていない人がぼんやりと、青い照明で照らされる。スポットの中で歌っている人も微妙に青く照らされており、ここの照明の移り変わりがきれい。

この曲はパート割りが絶妙だと思っていて、若かりしトニセンカミセンそれぞれの苦悩やパワーがよく表れている。そしてこれを20周年に歌うという奇跡。

この曲の三宅さんが本当に美しかった。もはや直視できなかった。

愛のMelodyが桃色っぽい照明なのはかわいかった。指をぱちぱちするメンバーももれなくかわいかった。振付を覚えなくては。愛メロ捧げたい。

Darlingは無条件でときめきMAX曲。リズムが一瞬違っていたためまた動作不良かと思った。あらゆる音源で同じことが起こったのでたぶん違う。最初の長野さんアップで一瞬伏し目がちになるところにgoodきた。白状すると毎回巻き戻して見ている。「痛いくらい~」の三宅さんのジャケットプレイは芸術。

そしてここで私の好きなFeel your bleezeとキセキのはじまりが来て・・・まぁ歌われないんだけど・・・いいんだ別に・・・間奏明け「やっと~出会えた~」を待ち構えていたけどいいんだ・・・。

スピリットは盛り上がる曲だしこの流れに最高にfitしてた。長野さんと岡田さんはなぜそこでおじぎなのか、V6あるあるなのか。V6あるあるがメンバー内でしかあるあるでないのはV6あるあるなのだろうか。照明がカラフルになりこの次の曲との対比もはっきりついて良い。

 

第5楽章 君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか~Timeless~Sky's The Limit~

              ROCK YOUR SOUL~TAKE ME HIGHER

最近のバラードシングルをどのように歌うかという問題は最高の形で答えが出た。アカペラで始まった君君。声の聞き分け能力がない自分を恨むばかりである。バックの映像の入り方が絶妙。画面の引きが多かったためスクリーンがよく見えたし星空のようなこの映像があったことでこの曲の魅力が増したのではないか。

坂本さんのほっぺたって柔らかいんだねけんくん。

Timelessは君君の曲の雰囲気は引き継ぎつつも一転してフォーメーション移動が激しい曲である。それを活かした照明とカメラワークが素晴らしい。サビまでは下手からのみ強く光を当てることで、上手からのカットはほぼシルエットしか見えない。岡田さんソロパートや「互いに背を向けた日」という部分のカットで存分に力が発揮されており、顔が見えないことで歌っている彼らの姿に過去の彼らを重ね合わせて見るということができる。

サビでは優しい青を基調とした落ち着いた照明になり顔もはっきり映り、今のV6を感じられる。

そしてその青い照明からスカリミへと繋がっていくのがすっごい。

まだ踊るのか・・・!と感動するがビジュアルコメンタリー後だと全く真剣に見られなくなる。歌い出し直前の三宅さんがすごいやばいから見てください。語彙が消えるくらいやばいから。

青い照明ベースかと思いきや意外と鮮やかで、それがまたよかった。ラップ時はまた赤い照明で、かなりかっこよかった。

それと大サビ直前で長野さんと岡田さんがにやにやしているのが気になってしかたない。すごいおもしろいけどなんで笑ってるんだろう・・・。ラップの時に岡田さんが長野さんをガン見してるのは分かる・・・。このことを友人に言ったらそれを見つけるお前が気持ち悪いと返された。

ROCK YOUR SOULイントロからTAKE ME HIGHER、ここの繋ぎは燃えた。一瞬のMADE IN JAPANがはまってた。この部分つい口ずさむ良さがある。

TAKE ME HIGHERを見てやっぱり初期はトニセンカミセンで振付がはっきり分かれていたんだな~と実感した。当時の振付のままで踊るのはやはりすごい。アウトロの森田さんもすごいやばい。

 

第6楽章 出せない手紙~UTAO-UTAO~ありがとうのうた

大号泣だった。この流れで出せない手紙はずるい。第5楽章が終わるとともに流れ出した昔の彼らの写真。BGMはbelieve。この時点でやばいなと思っていたがその次にデビュー1年未満の彼らの映像。これまでを振り返る企画で各々作文を読む。カミセンは本当に子どもという感じだし、照れからかちょこっとふざけたような文章のメンバーもいて、痛いくらいの若さを感じる。ここからBGMが出せない手紙となって、もう、だめだった。

バックスクリーンを見つめるメンバーたち。どのような気持ちだったのだろう。きっと当時はこんなに長く続くとは思ってもみなかったはずだ。しかしそれをステージ上で見つめるV6がいて、無邪気といえる年齢でなくなったものの彼らは変わらずステージに立ち続けている。

HELLOで後述するがこの2曲からは同じ雰囲気がした。当時はまだ儚い存在であったアイドルという概念は変わっていき、彼らは大人になったが変わらずV6として存在する。その中で感じてきた葛藤や苦しみが現れているようで呻いた。だいたい浜辺の映像なのも歌詞とリンクしていてすごすぎる。

出せない手紙でしくしく泣いてここからの心の復活は無理だと思ったけれどあっさり救われた。UTAO-UTAOとありがとうのうたの持つ力は強い。

メンバーも優しい笑顔でいたので、こっちも笑っていいんだと安心した。ここで「想像通りのこのステージ」と歌ってくるのがすごいとしか言えなかった。未来のことを言ってくれたりさぁ・・・こっちこそ君がいてくれて救われたんだ状態である。ありがとうと言わせてほしい・・・。今日を覚えているよという歌詞とバックスクリーンの各会場の映像に繋がりが見えてまた泣けた。

 

Wait for You

2015年度ジャニーズ楽曲大賞第2位のこの曲。オープニングでピアノバージョンもあったが満を持してここでロングバージョンを披露。

39シンフォニーのあとに今すべてが始まると歌えてしまうのが末恐ろしい。

落ち着いた曲調ながらも力強い未来への意志をびしびし感じて最高だ。どうしてもトニセンの「一緒に来てくれないかい」が「一緒に生きてくれないかい」に聞こえる。照明がこのときぱっと変わるのでより目立っており余計に意識してしまう。妄想だと思ってほしい。

幻想的なこの曲にはやはりスモークが似合う。繊細さを感じる細かいスポットと内なる情熱を感じるような赤と青の照明のタイミングが最高。「あの上もっともっと上」の足さばきを正面から撮ってくれて・・・ありがとう・・・。

 

メンバー挨拶

個人のところと重複しそうなのとだいたい泣いてて書くことができないので少しだけ。

長野さんが大好きですと言っていたのがぎゅ~~っとなった。あんまり言葉に出すイメージがない(知らないだけだと思う)ので30周年の時にまた言ってもらえるように誇れるファンでいようと思った。

森田さんはうれしいです、という率直な感想がなによりうれしかった。やっぱり瞳がきれい・・・。

三宅さんの言葉はファンでいてよかったと終始思わせてくれるものだった。吸い寄せられるようにファンになった私だがこれからも応援します。

岡田さんは泣けた・・・。やっぱり最年少の彼から見るグループの存在は特別なものなのだと思った。

坂本さんは本当に大人だ・・・いや大人なんだけど・・・。この挨拶は忘れないと思う。

井ノ原さんのおかげで私も一生生きていける。ほとんどが親子席になっても楽しいかなぁと言う感性が優しさでいっぱい。

 

~此処から~

メンバー作詞井ノ原さん作曲のこの曲、20周年記念曲の1つである。

しかしなんとも内向き。そこがいい。メンバーがメンバーに向かって語り掛けているのがついでに私たちの耳にまで流れてきたという印象だった。

まさか此処からという歌詞がこのような意味だとは、タイトルだけでこの意味を思いついたファンはいたのだろうか。私は20年、ここからまた先へというニュアンスを想像していたので度肝を抜かれた。

途中まで坂本さん以外はステージに腰掛けていたのだが、坂本さんは曲中ずっと立ったまま。最年長である彼がコンサートの最後まで立ち続けるという図は、ただかっこよかった。

大サビではハート型の紙?が降っており、それがすごくかわいい形で優しさや愛がぎゅっと詰まっていた。

 

ENCORE1 

TAKE ME HIGER

多っ!!??という感想。嵐のメンバーがバックダンサーとなったのは雑誌等で知っていたがいざ見るとなると不思議な感じだった。

V6のDVDしか見たことがないのでバックという存在があまり分からなかったが、こんな風なのか。6人ですら目で追うのに必死なのにほぼ倍となってしまっては誰がどこにいるのか全くつかめなかった。Aメロが始まるまで分からなかった。私は動体視力を鍛えた方がいい。

それにしてもV6のメンバーがにっこにこでうれしそうなので見ているこっちも楽しかった。あの時一番楽しかったのは多分V6である。隙あらばうしろ見ちゃってるもん。彼らがうれしいのが何よりである。

曲終わりの瞬間イヤモ二を外す井ノ原さんがかっこいいので見てください。

 

MADE IN JAPAN

直前までわきゃわきゃしていたが振りが始まるとスイッチが切り替わる、そこがプロだ・・・。全員がどんっと上を向くところめちゃくちゃ燃えた。イントロとアウトロの照明がメンバーカラーっぽいしアンコールとは思えない力の入れようだった。

やっぱり初期は坂本森田、長野岡田、井ノ原三宅ペアが基本だったんだろうか。各ペア毎の振りをしっかり見たいからマルチアングルが欲しい。(強欲)特に「東の空から」の部分。三宅さんが美しすぎる・・・全員分見たい。

クロバットのくだりは全公演分欲しかったよね、正直。(強欲)

 

CHANGE THE WORLD

この曲が来るとは実は全く思っていなかったので驚いた。39シンフォニーで一瞬だったので残念がっていたけど十分すぎるほど歌ってくれた。

明るくて声も出せるしアンコール向きだ、新発見。

「二度と迷わない君といる未来」がここまで泣けるシチュエーションなどない。

 

ENCORE2

BEAT YOUR HEART

絶対楽しい。私も手を高く掲げたい。歌詞がけっこうとがっていて好き。

坂本さんと長野さんが二人並んでラップを歌うカットが異常に燃えた。なぜかは分からない、本能的な・・。全員にラップパートがある曲がいくつあるかわからないがそんなに多くはないはず。改めて全員ラップできるってすごいな。

岡田さんが外に出た時みんなえっ!?外!?という反応でそりゃね、当然だよね、うんうん。でも帰ってきた時よかったねとか走ったねとかトニセンお兄さんは優しい。井ノ原さんなんて呼び捨てされてもツッコミもしない、優しい。

 

ミュージック・ライフ

この歌いだしの森田さんはいつなんどきも殺傷力が高い。ガチャガチャしてくれなかったのは残念だけど仕方なし。ショートバージョンでも思う存分MUSIC IS MAGICを味わえることが証明されたしな・・・。

この後リボンシャワー、トリプルアンコールにHELLOという号泣待ったなしかつだんだんと静かになっていく構成なのでここで一発どんとテンションを上げておくのは重要だったと思う。

 

リボンシャワー

ここが天国だった。尊いという言葉が具現化していた。ツイッターのレポを見て泣いたし雑誌を見て泣いたしスポット映像を見て泣いたしどうなることやらと思っていたが通して見ると泣くとか泣かないとかそういうのじゃない・・・。もはや自分が生きていることに感謝した。もう何も言えない。頭が痛くなるほど泣いた。

長野さんからまみれだしみんなが乗っかる展開はV6って感じだった。長野さんから始まるのは意外だったけれどすっごくうれしくなった。岡田さんが照れつつ混ざる部分よかったよね・・・。明らかにテンションの高いメンバーが愛しい。

そして三宅さんのスマホで撮影した場面!!!ここであのメインステージ上から映すカメラ(命名私)がこの上ない活躍をした。このために存在したのかもしれない・・・。

感動の中、山ほど迷言が生まれていたのでこれから積極的に使っていきたい所存。今日はここに泊まるぞ!

ジャニーさんエイベックスさん私からもありがとう!!!!!

 

 ENCORE3 

HELLO

音源を持っていないため初めて聴いたのだが、ゆるやかな世界の終わりとこの世の果てを感じた。

最後の挨拶で井ノ原さんがこれからもよろしくと言わなかったら、初見時の私の心はコンサート終わりと同時に動きをやめていたかもしれない。夕焼けに包まれて、太陽が沈む様をなすすべもなく見守っている気持ちだった。

メンバー全員別次元の人のような輝きを放っていた。20年もこのステージに立ち続けてくれているのに、今にも明るすぎるほどの照明とともに消えそうなくらい崩れそうで儚く私の目に映ってしまい息ができなかった。

初見時はほぼ放心だったが、回数を重ねるごとに受ける印象が変化していった。

「覚えていられそう」だし「忘れてしまいそう?」なのだ。ずっとここにいる彼らの中には刻み込まれている何かがある。

少し特典の内容になってしまうけど、メンバーは過去のコンサート内容や衣装がぱっと思い出せる。(そりゃ忘れてることもあるけど)どれだけ膨大でもそれほど深く記憶に残っていて、それがまたひとつひとつ、月日の流れとともに更新されていくのだ。

森田さんお誕生日ブログに書いた私の親戚たちのようにV6のファンであることが過去のこととなってしまった人もいるだろう。彼らのV6はどこかから止まっている。しかし彼らは私そっちのけでV6話によって盛り上がっていた。

彼らの青春の思い出には深くV6が関係していて、私はこのような人たちへのメッセージでもあると考えた。愛したなにかは私たちの頭のどこかへそっと刻まれているのかもしれない。

その人たちに対してどこか懐かしむように愛おしむように今も変わらずここにいますと伝えるようだった。それがどれだけ優しくて切ないことか。勝手に好きになられて勝手に離れていく、アイドルとファンとの関係をV6はこんなふうに歌うのだ。前々から過去のファンへの曲という解釈をTwitterで見かけていたがようやく腑に落ちた。

V6の今を知っている私は、この曲をどう受け止めるべきか考えたりした。この気持ちが過去になる日が来るのかと恐れたりもした。

でも今好きならば、その気持ちを今精一杯持ち続けることが私にできることだ。彼らがこれからも鳴らし続けてくれている限り、それを受け取り続けるだけである。

私はこのような結論に至ったため、20周年という節目のラストナンバーはこの曲が最もふさわしかったと思う。今の彼らへの思いが、ずっと覚えていられるくらいに脳から何から体中に刻まれた。

 

衣装

 

オープニング~Airの衣装

神さまありがとう。衣装さまありがとう。

最高である。初めて見た時は失神しかけた。ナポレオンジャケットがここまで似合う男性が三次元に6人もいるなんて。

トニセンカミセンで裾の丈が違うのなんてもう・・・言葉がない。

全員微妙にデザインが違うのだが、こ~れがまた似合う。坂本さんと井ノ原さんの裾は長い脚が見えるし翻すと絵になる。長野さんは高貴さが500倍増し。ターンしたときすごくきれいに見えるのでMFTPの最後に注目してほしい。

井ノ原さんと森田さんは襟もとの基本が同じデザインなのだが、井ノ原さんはちょっと開けていて森田さんはしっかり閉めているという差がオタクの心を昂らせる。

岡田さんと三宅さんの基本的な型は一緒・・・かなと思うが襟の開け具合まで似ていて良い・・・。岡田さんは国の重鎮みたいだし三宅さんは王子様。

金と黒という配色もギラギラ輝くジャケットも20周年のオープニングにふさわしいゴージャスさ。サイドと袖の内側は違う生地でぎらついてないのだが、そこの細かさがまた衣装に対するこだわりを感じる。背中の大きな銀色のVもめちゃくちゃかっこいい。この長文から言わなくてもばれるけどこの衣装が個人的に一番好きだった。

 

太陽の当たる場所~HONEY BEATの衣装

これとっても好きだった。今ナポレオンジャケットが一番好きって書いたところだけど許してください。

パフォーマンス重視、ガンガン歌って踊るからこそのシンプルな衣装。ここで気づいたのだがパンツのサイドきらきらラインがあった。踊るときにいい味を出している。ハイネック気味なところがまた素敵。メンバーカラーの色味も上品。

やましい方面から言及するとメンバーの体形があらわになっていて素晴らしい。全員ベルトの位置がおかしい、トニセンの足の長さが注目されがちだが全員のスタイルがやばいということがしっかり証明された。

 

Honey~SPの衣装

この文字。初見時にいやまさかそんなはずは・・・と見て見ぬふりしようとしたがGUILTYがそれを許してくれなかった。ラップパート、メンバーを先導し颯爽と歩く森田さんの背中、バァァァァンがなかなかのアップになり集中できなくなった。そういうGUILTYはいらない。

シリアスな曲が多めだったのに視界に入るダァァァァンやズギュゥゥゥゥンが簡単に浸らせてくれない。これも試練なのか。しかし見続けるとだんだんイケてるな・・・と思ってきた。どんなデザインでもスタイリッシュに見えるからアイドルはすごい。というかこんな服ステージ衣装でなければ一生見る機会がないだろう。

スーツの形は全員一緒だが靴がトニセンカミセンで違った。トニセンの靴がかわいい。

 

第1楽章の衣装

またすごいのが来た。宇宙を感じるマーブル模様のジャケット。前の映像が宇宙だっだことやコスレスを歌ったことでより宇宙感が増した。これがメンバー毎に微妙に形が違ってこだわりを感じたけど、基本は柄に目を奪われていた。

ジャケットに気を取られていて気づくまで時間がかかったのだが、インナーがちょっとずつ違う。三宅さんの裾がシースルーなのが妙にセクシーだった。白いパンツもこんなにスタイルの良い人たちに穿かれてうれしいと思う。

この衣装はお揃いの靴で、これまたかわいい。

 

第2楽章の衣装

いつのまにやら着替えていた。セクバニの暗転中だった。

このジャケットのメンバー毎の違いがものすごく気になるのだけど坂本井ノ原、長野岡田、森田三宅が同じ形・・・?かな?すごく自信がないので違うときは教えてください。

シルバーのギラギラがアクティブな感じにぴったり。

この後はスーツ三昧なのでシンプルな色使いで次につなげつつ、この楽章では踊るぞ!という気合が衣装からも感じられる。

 

第3楽章の衣装

スパンコールがほんっとうにきれいで・・・。高級感があるしみんな何色でも似合うんだなぁ・・・。ジャケットの前を開けている組(井ノ原、森田、三宅)と閉めている組(坂本、長野、岡田)きれいに3人ずつ分かれているというこの事実precious。

照明もなんとなく青系が多かったのでマッチしてた。第3楽章はトロッコ上で披露されたので踊る姿が見られなかったのが残念。これでスカリミとか踊ってくれたらきれいだったろうな~。

 

第4楽章~第5楽章の衣装

ジャケットを変えただけで雰囲気は一変。黒でよりシックになったがきらきらはもちろん付いていて良い。そして見逃せないのはチーフがメンバーカラーなこと。世界よこれが大人アイドルのメンバーカラーの見せ方だ・・・。暗い中でもひっそり主張しており素敵。

Darlingや愛のMelodyがあるものの全体的にしっとりとした曲やクールな曲が多かったため何でも合う黒で大正解だったと思う。

 

第6楽章~ ~此処から~の衣装

赤がステージに映えていた。その前が黒のスーツということもあり対比でより目立っていた。テンポが遅めの曲が多く衣装がしっかりアップで映る時間が長かったため細かい部分のこだわりも見えてよかった。

ジャケットの丈は三宅さんが一番短い・・・?坂本さんと井ノ原さんが長いのは分かるんだが長野さんちょっと短いよね・・・?岡田さんと森田さんと同じ丈・・・?確信が持てないので違ったら教えてください。ネクタイの有無で個性が出ていたので素敵。

 

アンコールの衣装

どれだけ見てもどれだけ見ても長野さんと岡田さんのTシャツにアレンジが見られない。長野さんVネックになってる・・・!?という幻覚まで見えた。

坂本さんはスポーティーで素敵。井ノ原さんは正直最高。シャツを合わせた人、分かってる分かりすぎ。切られた裾は三宅さんにいったのだろうか。森田さんは襟がめちゃくちゃキュート。三宅さんはおしゃれすぎる。きらきらできれい。

 

メンバー

 

坂本さん

かっこよかったよぉ~あんたリーダーだぜ~~~という感じ。

この人が30周年40周年はどうなるんでしょうかと言ってくれたことがうれしくて同じくらい驚いて涙が止まらなかった。彼がそう考えるならば私はその思いを胸に応援し続けるし、V6が生活の一部にある未来を想像する。

パフォーマンスも余裕すら感じられる安定感。こなれたリズムの取り方が素敵。歌唱面はどこをとっても最高すぎてびびる。メジルシの記憶歌い出しは聞きほれた。

最も印象に残っているのはスカリミ。サビ前の長いソロパート、井ノ原さんとのハモり、大サビ前のフェイクと見せ場が多いし全て完璧にかっこいい。ライブ後半にここまでのパフォーマンスってもはや畏怖の念を抱く。

 

長野さん

なんか・・すごく美形で男らしくて・・・めっちゃ惚れた・・・。語彙力が完全に死んでいるけど今回の長野さんはそのくらい衝撃を受けた。

そりゃいつも美形だしかっこいいけど今回のライブでは男っぽさがたくさん見られた気がして、それが心乱れる原因だったと思う。

例えばhoney間奏の煽りやGUILTYのジャケットプレイ等、これまであまりしていなかった(私が見逃しているだけだと思うけど)仕草がいちいちときめきだった。新たな一面を発見してしまい今後ますます目で追ってしまうと思う。

最も印象に残っているのはkEEP oN.のソロ。歌う時の姿勢も歌自体も完璧に好みでどうしようかと思っている。どうにもならない。

 

井ノ原さん

第3楽章でファンサマシーンとなっていて、たまに手が何が何だかという動きになりおもしろかった。でもさ、でもあんなにファンサしてくれたら供給過多で死んでしまうよね、ありがとう・・・。

パフォーマンスは相変わらず最大級にツボでぐうううと唸ってばかりだった。細身の衣装や体のラインが出る衣装のおかげで合法的に井ノ原さんの体が動く様を凝視できる。

SPの「夢を未来向けて」の歌い方は腰が抜けるほどのアレンジだったしコスレスのダンスはとにかく一瞬の隙無く最高なので見ると幸せになれます。

MCの要であることがはっきり分かるし此処からという超絶名曲を作ってくださったこともあり尊敬がとどまることを知らない。というか井ノ原さんはあまり突っ込んだ感想を考えると結婚してほしいに収束するのでうかつに書けない。

 

森田さん

すごく優しさが感じられた。歌うときの表情だったりMCの言葉だったりいろいろな場所で優しい思いがにじみ出ていたと思う。

パフォーマンスは当たり前のように天才的だった。MFTPは常に最高値をたたき出しているのでほんと1回森田さんに注目して見ていただきたい。「寂しくさせても」の寂しくの部分がセンスの塊でしかない。Airで花道に降り立ってからの森田さんアップはひたすら絵になるカットだったしグッデイ!!の間奏も腕の巻きが良い。

それと森田さんの足首がずっと見えていて気になってしかたなかった。狙った丈なのか・・・?ファンが喜ぶだけと知っての丈感・・!?三宅さんも足首が見える丈だが他の4人は別に見えていないので気になる。

最も印象に残っているのはビリスマ最後の「この気持ちはもう変わりはしない永遠に~」のところ。全人類が森田剛に恋した瞬間である。

 

三宅さん

いつも強くしなやかで美しくかっこいい自担の三宅さんですが、今回はすごかった・・・。

まずはそのビジュアル。元祖奇跡のおじさんと言われるだけのお顔の変わらなさはさすが努力のたまもの。

そして特筆したいのは髪型。初めて三宅さんを知ったときはもうこの髪型に近く、ある程度美しさに慣れていると思ったけどそれは大きな間違いだった。前髪が目にかかればそこから覗く端正すぎるほどの顔がより強調されるし、その髪をがっとかき上げれば卒倒だ卒倒。

三宅さんがアップになる度に恐ろしいほどの美しさを感じてしまうし、もうベストシーンを選べない。瞬きの度にまつげの先から星が散って、揃った前髪が揺れればしゃらしゃら音が鳴って、触れてしまったら朝露のように消えてしまいそうなくらい幻想的だった。

しかしガンガン踊って歌って、力強さや存在感にもあふれていた。今そこに手を伸ばしていた部分の空間までも彼のものに見えた。

今回は笑っている場面も多く見られ、オタクはその輝かしさにあてられそれはそれで泣いた。強いて言うならばありがとうのうたからWait for Youのパフォーマンスは一生見ていたい。

 

 

岡田さん

楽しそうで何よりであり、こちらまで笑顔になった。

髪型も関係しているのかもしれないが、時折14歳の岡田さんの姿が重なって見えて驚いた。特にビリスマ歌い出し直前のアップ。すごくピュアな笑顔で瞳がきらめいていて、愛おしさでいっぱいになった。メンバーのことをお兄さんと言いここに連れてきてもらったと静かに話す姿には俳優としてではなくグループ内最年少のアイドルである彼が見えて泣いた。overを贈りたい。

そしてどう表現すればいいのかわからないが、歌がめちゃくちゃうまい。これまでがうまくないとかではない。ただ今回は絶好調というか、とにかくステージが1つ上に上がっているように感じた。最初からあれ?と思っていたがAirのソロで確信に変わった。GUILTYの大サビ前ソロも決まっていた。

まさか20年選手の彼にまだまだ計り知れない伸びしろがあったなんて。もともと素直でまっすぐな歌声で大好きだったがもっと素敵に進化していた。

最も印象に残っているのはやはりAirのソロ。甘くて穏やかな感情を体温で溶かして声にしたみたいな歌い方で素晴らしい。

 

全体の感想

 

 

V6は最高。

20周年のアニバーサリーという節目でこれ以上ない円盤だと思う。円盤化にあたってノーカットは全てのファンが望んだことだろうし、ノーカットが発表された時はガッツポーズした。

そして今回は字幕がついたことも外せない。より多くの人が楽しめるようになり素晴らしいことだなぁと決定時から思っていたが、私は今字幕ありで見まくっている。この感想を書いている時は曲名や歌詞を調べる必要がなくなり便利だった。

そうでない時にも役に立った。特にMC。大人数が話していると聞きとりづらかったり声の出どころが分からなかったりするが解消された。これからのコンサート映像でもつくことを希望している。

内容についてはまさに20年の集大成。

限られた時間の中これまでのシングルを全て盛り込むという挑戦。39シンフォニーあってのものだったと思う。これまで披露されていない曲やファン投票で順位の高い曲を長めにすることも、構成の上でより良いものを求めて長く披露した曲もワンフレーズのみになってしまった曲も、全て考え抜かれたものである。

誰しも思い入れのある曲があり、それを歌ってほしいと思うことは当然だろう。

でも好きな曲というのはワンフレーズだけでも満足してしまうということを私は今回のコンサートで気づけた。一言が流れるだけでその曲にまつわる思いがあふれ出す。ファン歴半年の新規でこれだけなら、ファン歴が長くなるほどこのメドレーを聞いて思うことは多くなるのだろう。月日が経つほどこのコンサートを好きになっていくと思う。

39シンフォニー以外の選曲も素晴らしい。トニセンカミセン曲があったことが個人的にはとてもうれしかった。

照明や映像をはじめとする演出も完璧で、スタッフさんへの感謝が尽きない。20年アイドルの風格までもが演出されていた。

このコンサートはアイドルという職業のひとつの到達点といえるだろう。

しかし彼らの中では通過点でありこれからもV6であり続けてくれる。それがファンにとってどれだけうれしいか。変わらない存在であるとともに、グループとしても新しい試みをし続けてV6には常に新しい風が吹き込んでいる。こんなの未来への期待しか感じられない。20年経った今からでも応援するのに遅すぎることはない。みんなV6はいいぞ。

ハイパー新規が言うのもなんだけれど20年間歌い続けてくれて本当にありがとうございます。これからも鳴らし続けてくれることにありがとう。何より出会えたことに最大の感謝です。これからもどうぞよろしく。

ちょっとだけ・・とディスクに手を伸ばし全編をみてしまう、そんな最高の円盤です。

 
 
 

 

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! DVDを見ました

 

2011年セクバニコン、それはあらゆる人を魅了してきた魔性のコンサートとして名高い。昨年の終わりごろにいそいそと通常盤を購入しました。初回限定盤高騰しすぎである。

見終わったら感想のブログを書こうかな、わくわく!なんて気持ちでDVDをセットした自分に今なら忠告できる。タオルと水を持って来て!再生する前に深呼吸して・・見るのはそのあとだよ・・。

後悔先に立たずとはこのこと。結果としては初見後、屍のようにベッドに横たわる羽目になった。

見ているだけで体力を消耗した。ぐっと惹き付けられて画面から離れられず、呼吸すらまともにできないほどのパフォーマンスだった。

 

ベッドでうつ伏せになり、感想を書きたいけどこれはすぐに書けるものじゃないなと思った。感想を書くとなれば何回も見て細部まで把握したい。

しかし用法用量を守らないとこれはだめなやつだ。初めて見た日の夜はなかなか寝付けず、おまけに翌朝発熱した。びっくりした。

 

というわけで、それほど私に衝撃を与えたこのコンサートDVDが持つ謎の魔力に迫っていきたい。

どのような構成で書くか悩んだが、もうどう書こうが気持ち悪さが緩和されることはないと判明したので好きに書いた。

当然の事ながらセットリスト、衣装、マルチアングル、細かいしぐさに至るまで言及しているので持っていない方はぜひDVDを!持っている方はぜひぜひ見返しつつ読んで頂けると嬉しいです。

 

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! [DVD]

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! [DVD]

 

 

セットリスト

1 will

オープニングが興奮し過ぎてもうだめだった。ゆったりと迫り来るようなwillのアレンジ。青く光り出す会場。スポットライトに照らされる6人。

ぞわぁっと立った鳥肌が収まる間もなく森田さんのソロでコンサートは幕を開けた。一瞬のイントロから流れ込むように歌い始めるここ、一曲目としてこれ以上ない。アップテンポな曲で爆発するように始まるわけではないけど体の奥の方から熱くなり、いよいよ始まるんだ…と息をのんだ

森田さんを照らした照明は赤。メンバーカラーかな?と思ったら全員赤だった。オープニングの青との対比がとても良い。

白と赤のスポットライトが彼らを照らし全員がセンターステージで向かい合うようにして歌う。

ここのカメラアングルがすごかった。誰かに焦点を当てて映すとその向かいのメンバーも映る。高確率で背中側が映るのだが、その度2人の関係性を考えてしまう。

それを踏まえてwill、未来への思いを歌ってると思うと目頭が熱くなった。

 

2 OK

OKめちゃくちゃ好きなんですよ。しかしカップリング曲。まさか2曲目に来るなんて誰が思うんだ。いや、アルバム曲のwillを初っ端にかますくらいだから有り得るわ…と頭を抱えた。

それでもフルで歌う覚悟はしてなかった。

1番が終わり坂本さんがそりゃもうかっこよく煽った時、これはこのまま大サビ前の所に飛ぶなと確信した。

しかし私の浅はかな考えは打ち砕かれた。2番の入り、オッオッオッオオッッオッオーケー(としか書けない)が来た。この曲で抜群の中毒性を誇ると個人的に思っていて好きな部分だが、心の準備をしてないとダメージが半端ではない。

2番の最初は1列に並んでポージングしていてかっこいいということに気づいたのは複数回見た後だった。

大サビ前の坂本さんのソロがダンスを含め完璧でリピートが止まらない。この曲のダンスは動と静の使い分けがはっきりしている。これを表現できるのがV6なんだなと思った。

 

3 SP"Break The Wall"

気づけば全員がセンターステージに戻って来ていた。三宅さんのbreak it!からの中腰気味のダンスすごく癖になる。

一人一人に長めのパートが割り振られているが、その順番が絶妙だ。まずは坂本さんが先陣を切る。そして森田さん、ここの全員が背を反らす所たまらない。

その後は井ノ原さんと三宅さんだ。井ノ原さんがアップになった時の汗にドキッとする。三宅さんパート、彼が全員を操ってるようで最高。

そして岡田さん、長野さんと続く。3つのグループが全て低音→高音となっているし他の部分のパート割も細かいのに決してまとまりを失わない。個性が潰れることなく活かされるってこのことだ。

 

4 Crank it up!!

もうこの曲はサビのフーーー!!でしょう。これまでの3曲で煮えたぎりながらも放出できずにいたテンションをこのフーーー!!に込める。

照明が一気にカラフルになるので視覚的にも華やかになる。

次の曲が華やか、というかファンキー全開のセクバニなんだが、この曲は前3曲とセクバニを繋ぐいい役割を果たしていると感じた。クールな雰囲気は残しつつ騒ぐぞ!という気分に持っていける。

それと間奏のステージ端に座ってやる振りを全員分見たいからマルチアングルをつけて欲しかった。大サビ前に井ノ原さんがくるくるっと回ってステージに戻る所を撮ったカメラマンにボーナスをあげてほしい。

 

5 Sexy.Honey.Bunny!

冒頭のスェクシー…の直前静かになる会場に拍手だしみんな聞きたいよな…分かる…。抜群にセクシーだったので直後の割れるような歓声にも納得した。私も奇声を上げながら回転しそうになった。

この曲はもれなく全員がセクシーなパフォーマンスを念頭に置いてやってるに違いないのでファンに出来ることは一挙一動にひいひい言うだけだ。

その中でも坂本さんのギラつきっぷりが際立ってるなと感じた。なんだかこういう曲調での坂本さんはセクシーな雰囲気を目に見える形で押し出してくるような気がする。それがまたキマるからさすがだ。

2番直後の1列になってステップする所はよくぞ撮ってくれました…ととりあえず6回リピートした。

そして大サビ、コンサート終わったかと思った。何もかも金テープが噴出されたせいだ。

金テープって最後に出すものじゃないのか!?でもいいんだ、盛り上がるし。

 

6 12ヶ月

カミセンはこんなに汗びっしょりなのに儚い。森田さん三宅さんの高音はもちろん岡田さんの高音も素晴らしいのだ。三者三様に透明だ。いくらハモっても透明度が最高のままだ。それは照明の色に似ている。

三宅さんがこういう曲でお手振りをしないと噂には聞いていたが本当にしてなかったのでなるほど!確かに!という感じ。キャップをいつの間にか脱いでいたのも彼なりの世界観の作り方なのかもしれない。センターステージで1人天を突く振り付けが音ハメ完璧で心地よい。

剛健ラップって本当にどんな曲調でも合う。あらゆる曲で証明されてきたが、ここまでのバラードでも違和感無く、曲の魅力を更に増すことに成功している。

 

7 days -tears of the world-

もう、歌う前に次これ歌います!って言ってくれ!!それかテロップを出してくれ!!

まさか、まさかこの曲が来るなんて誰が思うんだ!?次はトニセンだろうなくらいにしか考えてなかった。トニセン曲で好きな曲トップ5に入ってるこれを2011年に歌っていたなんて…。

星に誓った愛を忘れないでと言ってくれる彼らにときめきつつ号泣した。それにしてもトニセン曲って女と上手くいってない。でもそれが似合ってる部分があるので大人アイドルはいい。

間奏中にはにこやかにお手振りするギャップに空を見上げて泣きたい。坂本さんなんで最後笑顔全開なんだろう、むやみに笑顔を振りまかれると惚れるからやめて欲しい。

みんなオープニング衣装のジャケットを脱ぎストールを巻いていた。坂本さん、Tシャツの袖をちょっとたくしあげていたので最初タオルに見えた。にしても長野さんってアイドル1ストールが似合う。

 

8 官美

しびれっぱなしだった。ただひたすら森田剛のカリスマぶりを見せつけられたという感じだ。

ミュートのかかったトランペットが響いた瞬間から彼がまた眠りに就くまで、横アリは彼の世界だった。だから電球に触れれば明かりくらい灯るしむしろそんなの指を鳴らすだけで完了する。

間奏のダンス、誰かと踊っているようで、だけどステージには彼しか居なくて…でも彼しか要らないもんなぁと頭はぐらぐら。

暗がりで囁く森田さんはどの程度遠くの人にまで見えたんだろう。しかしあの世界にいる以上1番遠くにいたファンですら帽子のツバをなぞる彼の指の動きに釘付けになったに違いない。

 

9 桜色桜風

これ歌えるの長野さんしかいない。

清く正しく美しくって感じだった。

森田さんが横たわって、次の曲にどう繋げるんだよ…と思ってたら一瞬で長野博の世界になった。

たくさんの花びらをまとって歌う姿には思わず拝んでいた。彼が歌う時にする腕を伸ばして動かす仕草、それがこの優しくのびやかな曲に合っていた。

自分の生き方の曲って所がいいなぁ。

それとこの辺りから徐々に曲調が明るく変化していってる。オープニングからここまで高まり続けた緊張がふっと和らいだ感じだ。

ピンクでまとめられた衣装がここまで似合うアラフォーの男性っていない。あとここでもストールをしているあたりやっぱり巻き物が似合うの周知の事実なんだな。

 

10 Happy Happy Birthday!

最高にハッピーだった。幸せが飽和して涙が出た。1年に1度のプレシャスデイ…それは今これを見ている今日だ…ここまで気持ち悪くなれるくらいハッピーだった。

これがさっきまでセクシーセクシー言ってた人と同一人物なんて…。

坂本さんが森田さんと三宅さんを引き連れて何気なくやって来た図がもう幸せなのだ。しかも長野さんと井ノ原さんまで加わる。このバックダンサーが楽しそうで楽しそうで!

今回全員ソロ曲を歌っているがバックをつけたのは坂本さんだけ。世界観や流れ、その他色々な件を考慮した上での判断だろう。岡田さんがバックについてないのは残念だがこの頃多忙だったとも聞くし仕方が無い。

坂本さんの歌は隙の無い素晴らしさなのでもはや語る言葉がない。

大サビ前のわたわたバックダンサー、ベストオブかわいい。

 

11 New Day

この曲上空2000m感がすごい。

カミセン曲か!と思っていたら長野さんが入ってきてびっくりした。長野さん…出ずっぱりでは!?しかし全くきつそうに見えないのでやっぱりとんでもない体力なのだろう。

要所要所で入ってくるトニセンがかなりいい所で入っていて需要と供給の一致。

メンバーカラーの椅子?のセットが可愛らしかった。にこにこと座って出てくるトニセンが楽しそう!

6人が楽しそうなのが何よりだし、その中でも森田さんと三宅さんが笑顔だと私はなぜかめちゃくちゃ安心して泣き笑いする。

 

12 Catch

どこからか取り出した金色のボールをカミセンが振りかぶって!投げた!

坂本さん余裕のキャッチ!井ノ原さんもキャッチ!長野さんは、取れてない。オチまでつけてくれる。

幸せを放出する曲だった。ファンも思う存分きゃあきゃあ言って、手を振って、メンバーも通路を走ったりと桜色桜風からちょっとずつ明るくなってきた雰囲気の頂点だ。この曲を笑顔で見ていない瞬間が1秒でもあろうか、いや、ない。

 

13 WALK

まとまりよく幸せ気分が終わりを迎える。そういう曲だった。前半戦、DISC1も最後の曲だ。

そしてなんといっても2番の坂本岡田ペア、長野三宅ペア、井ノ原森田ペアの歌割りとそれに伴う絡みがすごい。坂本さんになんでちゅーしようとしたのって問い詰めたいし、長野さん達は母と娘かと思ったし井ノ原さん達は絡み終わりまで年頃の男の子って感じでかわいい。年頃っていくつだ。

中合わせで歌い終わるのが歌詞に合っていて泣ける。

 

14 only dreaming

ここからDISC2。バラードで雰囲気は一変し、再びパフォーマンスに圧倒される時間になる。普通バラードってこんなに踊るのか…?

かなり好きな振り付けだった。ステップはトントンと軽やかながらかなり踏んでいる。歌っていない人の緩急の付け方が的確で音ハメが心地よい。セルフマルチアングル常連曲だ。

横一列に並んで踊る部分がとても好きだ。とにかくズレない。背後に映像もセットも背負っていないので並んだ時にひとりひとりの動きが分かりやすい。それぞれのダンスは少しずつクセがあるものだが、6人として見た時には不思議と揃って見える。

照明は水色から青が濃くなっていきサビでは紫も入る。この真夜中の色合いからだんだんと坂本さんと井ノ原さんの大サビ前パートに向かってオレンジが差してくる。朝が来ても、光が差しても……という部分なのでぴったり。

 

15 Mission of Love

ソロ曲含め数曲、初めて聞く曲があってこれもそうだった。そしてイントロが始まってすぐ分かった、いや…ちょ〜好き……。

衣装が青いのもあるのか、照明で更に水色に染まりスモークにまで包まれて神秘的だ。

そして森田さんの時計を確認するような振り付け。全員での振りより早く始めている部分、物凄くカリスマを感じる。アドリブなのか本来の振りとしてあるのか謎だが、かっこよすぎるのでもうどっちでもいい。

星が流れる、という歌詞通り照明が色とりどりかつレーザー多用で流星群の中にいるようだ。

その前に時を止めて、という歌詞が続き、ここでさっきの時計を気にする振り付けと繋がるのかなと思った。それ以外にも、目覚めないままでいて、ひとときの、儚く駆ける、という時間ワードが多発してるのもあるのだろうか。

間奏のトニセンカミセンに分かれていくステップにそれぞれのカラーが出ているし綺麗。

大サビ前の井ノ原さん主軸に森田さん三宅さんが交代で歌う部分も流れ星のようなきらめきだが、この3人で大サビ前ってなかなか珍しいと思う。そもそもこの3人のパート自体珍しいのかな?化学反応が起きてる〜って感じだ。

とにかく好きなパートが多い。夜明けに目を覚ましたら…から最後までの歌割なんて神が考えたとしか思えない。

 

16 Medicine

Medicineの名に恥じないMedicineっぷり。風邪程度なら1発で治りそうだ。

カミセンのきゅんとくるような仕草が多くて和んだ。三宅さんソロパートの自分をぎゅっと抱き首を傾げた所は愛しさのあまり唇を噛むことしか出来なかった。岡田さんはなぜかソロで抜かれる度ちょっと謎めいた手の動きをしていて可愛かった。センターステージで胸に手を当てて歌う森田さんは衣装も相まって天使かと思った。

Mission of Loveの音のきらきら感を残しつつシリアスムードから転換していくにはこの曲がベストだろう。文字だけで見るとこの繋ぎどうよ?と思っていても実際に観ると深く頷くしかできない。

この曲はなかなかリズム音程共に取りにくい曲だなぁと思っているし実際歌うと難しいのでさらりと歌えてしまうのがすごい。何気ないところでさらっとすごい。

 

17 ヨロコビノウタ

アイドル岡田准一の頂点だった。

私は彼の歌声が大好きで、なんというかアイドル歌唱として大正解という感想を常に抱く。まっすぐで力強い。もちろん曲調により変えることだってできるけど、この曲ではその歌い方が合っていた。

不器用だけど飾らない、そんな恋愛を歌っていてその歌詞が彼にぴったりだ。こんなの岡田准一ガチ恋がいくらでも増えてしまう。

サビで手を振る所は会場が一体となっていてこれもまたアイドルだから成せること。その目がペンライトの輝きを写し取ったかのようにきらめいていて美しかった。シックな衣装も優しげな雰囲気でとても似合っていた。

 

18 遠いところまで

この前に岡田さんと井ノ原さんの短いMCがあって、癒しの空間だった。岡田さんのおしゃべりって全てひらがなだ。

井ノ原さんの歌声が好きだ。男らしくて朗々としている。彼の歌声は様々な面を持っているが伸びやかな声を聞きたいならばこれ!これ!って感じ。優しく暖かく、自分がいつの間にか日向に座っていたことを気付かされるよう。精神が荒み気味の時に聴くと心をすうっと均してくれる。

歌い始め、こんなにマイクいる!?って思ったけどくるくると立ち位置を変えて歌ってくれ、すごいなぁと思った。動かなくてもそれぞれのカメラが追って映してくれるだろうけど、それでも四方全ての客席を向いてくれる。こういう意図でやったのかは分からないけど、そう感じさせてくれ。

ソール緑だよぉ!と岡田さんに言っていた靴をはじめ、衣装もジーンズにチェックシャツとラフな感じで似合ってた。

 

19 "悲しいほどにア・イ・ド・ル"~ガラスの靴〜

初見時に、一時停止と巻き戻しをしないというルールを設けた。流れを切らずにコンサートの全体を掴むためだ。

そして最も停止ボタンを押したくなったのはこの曲だった。ここの表情を切り取りたいとか今のターンをもう一度、という意味ではない。

見るのがつらい、と感じた。悲しいほどにアイドルと三宅さんは絞り出す。眉間には皺が寄っていてその目線は画面ごしの私を射抜いた。

アイドルの裏側、彼の本音、この人はアイドルをどう思ってるのか、そこに少しでも触れてしまったように思えた。

最後彼は何と歌うんだろう、目をそらしてはいけない、彼がファンに伝えたいことを受け止めなければいけない。涙が止まらずに画面はぼやけていたけど彼の衣装のおもちゃのような蛍光色が眩しかった。どこか遠い所に居るような雰囲気が増していた。

夜が明けるまでにもう少し時間があるから、それまでに間に合うようにと三宅さんはガラスの靴を持って走る。

大事に胸に抱えたその靴を履いてるのって三宅さんなんだろうか。12時を過ぎても消えることの無かったガラスの靴によってシンデレラはシンデレラを止められなかった。

この時30歳を過ぎていた三宅さんはデビュー当時ここまでアイドルをしていると思っていただろうか。

この曲に関して私はすごくたくさんのことを考えた。靴の色が左右で違うことも理由があるのかと思ってしまう。分からないことばかりだ。ここに書いたことも本当は解釈全然違うことが十分ありえるし。

華やかな世界で演じている自分も嘘じゃないと歌ってくれることがほんの少しの救いだった。

 

20 You Know?

まず曲の前に書かねばならないのは全員が登場した演出、そして衣装について。

白衣ですよね???

いや、白衣ですよね?1人ずつソロ曲のオケを纏い登場する。6人揃ったらyou know?に繋がるような激しめの曲をバックにセンターステージに移動。かなり高まったがスモークが消えるとともに白衣も消えていた時にはびっくりした。

今のは何だったのだ…と開いた口は違う理由で更に開いた。

イントロがそれはそれはかっこいい。この曲も初めて聴いたのでパフォーマンスと歌詞どちらに集中すべきか迷った。歌詞聞こう!と集中しても英語が多かったのでそう簡単には理解させてくれなかった。

それとここでも金テープ。こんな何回も出すのか、かっこいいからいい。

 

21 Air

ジャニオタでない人にV6を紹介する時に聴かせる曲ランキング1位の座を譲らない名曲中の名曲。いや、あくまで個人的ランキングだけどそのくらい安心して勧められるし力を持っている。

何回見ても井ノ原さんの歌い出しでいのららくん…すき…って呟かざるを得ない。興奮するといのららくんって呼んでしまう。

興奮し過ぎて目が霞むと思ったら半透明の幕がステージをぐるっと囲んでいた。照明が謎の技術でイルミネーションのように幕を飾る。

坂本さんの大サビ前ソロからのI Love Youはガチ恋案件だから迂闊に見られない。

長野さんの愛することは思いやりの続き、というパートが大好き。たぶん彼が歌うためにできた歌詞だ。

 

22 Supernova

ジャニオタにV6を紹介する時に聴かせる曲ランキング1位。これとAirを聴いてもらってギャップで落とす、が定番だ。

大人だから出来る曲、そしてこの歳でアイドルをやっていなければできない曲だろう。

パフォーマンスに至っては表現する言葉が出てこない。感想を書いてるくせになんだという感じではあるが、こればっかりは見るしかない。魅せられてしまって何も言えなくなるのだ。メンバーの目が、指先が、髪の毛がこの曲を鳴らしている。

ポールダンスを提案した坂本さん、ありがとう…。

 

23 GUILTY

セクバニコンで1番好きな曲は?を聞かれたらこれを選ぶなぁというくらいの完成度だった。パフォーマンス重視であったろうこのコンサートの代名詞はSupernovaかな…と思うんだが、そのインパクトの強い曲の次に配置されたこれがまた麻薬的な魅力を持っている。

この曲本当にマルチアングルをつけて欲しかった。前曲の色気を引きずったようなメンバーのパフォーマンスでGUILTY度が3割増し。

サビのダンスが最高なのでずっと見ていられる。それを乗り越えてもアウトロがまた素晴らしい。暗転した中2人ずつ背を折っていき最後まで残った剛健のアングル、非常にnobody can't stop this…って感じである。

 

24 逢いたくて

GUILTYのその後の話だということは知っていた。なので初見時の感想はやっぱり別れてるじゃん…だった。

一夜だけのSupernovaからの愛してる嘘じゃないからのこれ。ストーリー性がありすぎる…説得力がありすぎる…。

坂本さんの歌い出しで私も悲しい予感がしたので覚悟は決めていたがやっぱり別れた。にしても別れておいてこんな一途に思ってくれるなんて辛い。

各メンバーにいい感じにパートが割り振られているためその表情がじっくり見られるのも良い。失恋したメンバーの顔が見たいというニーズにも応えてくれる。私がニーズである。

 

25 明日の傘

ダンス、ダンス、そしてダンスというコンサートの締めくくりにバラード。ちょっと驚いたが前曲からの流れを考えればベストだろうし幸せに終わってくれてほっとした。

とはいえ坂本さんの歌い出しが微妙に不穏な歌詞でハラハラした。結婚ソングだよね!?もう別れないよね??疑い深い。その後は圧倒的な幸せが続いたのでよかった。

個人的にツボだったのが井ノ原さんの1番のサビ、君を守れますようにという部分。ハロオタなのでがなりというかこぶしが利いている歌い方が大好物だ。V6ではほとんどこぶしを聞かないのでたまに井ノ原さんがすると過剰に反応してしまう。

この曲で幸せに終わったことが一種の救いのように感じた。Supernova辺りで張り詰めていた糸を前曲とこの曲で優しく緩めてくれた。この緩急の付け方に大人しく身体を委ね、V6の手の中でくるくる踊らされるのが心地よい。

 

26 グッデイ!!  本気がいっぱい  Darling  COSMIC RESCUE  愛なんだ  HONEY BEAT

アンコールは怒涛のシングルメドレー。コンサート本編を全部かき集めるよりも幸せ度が高かったんじゃないか…?君と始まるぶら~~んにゅで~~~い!で湧く会場、すごく分かる。バンと飛び上がって登場するV6、涙が出るほどの幸福感だ。

客席を見て思ったんだがグッデイ!!は振りを覚えないといけないっぽい。おどりだしたくなる気持ちはめちゃくちゃ分かるので私も覚えなくては。

コスレスは森田さんのソロパートがくるんじゃないかと身構えた。声の甘さに死人が出るところだった。

なんだかんだシングルが来ると安心する。私の知ってるV6だ~!ってなる。選曲に隙がなさ過ぎてV6の名曲の多さを思い知らされる。

 

27 Sexy.Honey.Bunny!

序盤でこの曲が披露された時コンサートタイトルにまでなった曲をここに持ってくるのか!と驚いた。でもあそこで会場のテンションは最高に高まったのでこれで正解だったんだ!さすがだなぁと思っていたらアンコールでまた歌ってくれるなんて・・・。

というかこの曲が来れば間違いなく盛り上がる。

俺たちが~~V6!をやりたい・・・。三宅さんのウインクはもう・・ズドンと撃ち抜かれた。I am 三宅坦・・。

 

27 Swing!

この曲のライブ映えときたら!!

2013年のダブルアンコールもこの曲だったのでやっぱり相当盛り上がったんだろうなぁ。ファンもメンバーも全力で楽しんでいる感がひしひしと伝わる。

さあ夜はこれからって素敵だ。夢を見せてくれてる。またここからコンサートが始まるのかと錯覚してしまう。ダブルアンコールとは思えないほどのクオリティーで、とんでもない体力だ。三宅さんが座って足をパタパタさせているのがすっごいアイドルで泣けた。

 

28 サンキュー!ミュージック!

トリプルアンコールってすごいなぁ、愛だなぁ。

既に泣きっぱなしではあるんだけど、さらにもうひと泣かせにきた・・と号泣。

歌詞があってるんだこれが。どんな時も音が元気をくれるし愛をくれる。何よりV6が愛をくれるんだ・・。こんなに晴れやかで感動的な場面なのに井ノ原さんの投げたタオルを欲してしまい己のやましさに落ち込んだ。

全員のありがとうの言い方にやっぱり個性があって、goooooooooooodきた。

明日からも頑張ろうぜって言われるのも勇気づけられた。コンサート後は喪失感で日常に戻れないこともままあるが、ここの頑張ろうぜには~い!と返事することでこれを活力に頑張ろうって考えに変えていける。

ここまで見てこそセクバニコン・・・。ありがとうセクバニコン・・。

 

衣装

 

1~7曲目の衣装

白で固めた上半身に淡いグレーのジーンズ。一人一人形の違うジャケットがその人のイメージにぴったりなのだ。スタッズが至る所に施されていて照明できらめくのがアイドル!!って感じがしていい。

それと中のTシャツ、模様かと思ったら至るところに穴が空いていてびっくりした。何回見ても穴に見える。セクシーだ…。もし穴じゃないよ模様だよ心が汚れてるよって場合は教えてください。

 

10~13曲目の衣装

全員が着ているのは11曲目からだが坂本さんのバックのメンバーはその時点で着替えていた。長野さんなんて全然時間なかったんじゃない…?

またも白のジャケットだが披露した曲の雰囲気もあってか、前面にたくさんの缶バッチが付いていてポップな印象。三宅さんだけ背中にまで付いている。

この衣装のいい所はなんといってもカミセンがサルエルパンツでトニセンは黒のタイトなパンツ。カミセンは少年っぽくていいし、トニセンは尋常じゃない足の長さを堪能できる。

 

14~16曲目の衣装

水色の光沢のあるスーツ。鯖衣装だのなんだの言われてたのは間違いなくこれだとすぐ分かった。しっかしこの衣装、披露された3曲にこの上なく合っていたと思う。特に前2曲。ターンする度に背中の白いフリンジ(と言っていいのか?)がぶわっと舞い上がってさながら羽のようだ。

照明にしゃらしゃらと当たってきらめく青色が曲の持つロマンティックな雰囲気を引き立てていたし真っ白な靴もステージに映えていた。

V6の永遠の王子様感がビシビシ伝わってきた。最高だった。

 

20~25曲目の衣装

まず白衣。もう白衣なのかも怪しい。森田さん、長野さんの流れでハイ!トニカミで丈が違うやつです!と思い岡田さんでずっこけた。2013年のコンサートも見て、トニカミで衣装を分けるのと同じくらい剛健がセットで岡田さんがトニセンと一緒というパターンが存在していると気づいた。

坂本さんと森田さんはセクシーだし井ノ原さんはスタイル良すぎる小児科医だし長野さんと岡田さんは貴公子だった。三宅さんは腰に手を当て首をかくんと曲げる仕草が最高にアイドルでソロ曲の余韻が抜けていない私には大ダメージだった。

とにかくあの白衣は何か分かってないので誰か教えて下さい。

その後本編終了まで着ていた黒のスーツ、やはり最後を務めただけあって素敵だった。

セクシーでクールな曲寄りに作られたかなという印象だがAirにもバラードにも合っていたのでプロってやっぱりすごい。

全員ただでさえ常人離れしたスタイルなのに黒なんて着たら次元違いかと思うほど美しかった。衣装さん、ありがとうございました…。

 

アンコールの衣装

三宅さん、それみんなと一緒ですか??

全員つなぎ姿、三宅さんはアレンジしまくってて1人だけ衣装違うのかと思った。

トニセンがやたらとカラフルでかわいかった。今回の衣装で最もラフな衣装だったけど、曲目的に合ってた。みんなスタイルがいいからなんでも似合う。ジャケットを脱いだらやたらセクシーではなまる・・・。

 

メンバー

 

坂本さん

坂本担は倒れなかったのですか・・・??というか坂本担でなくとも倒れたのでは…?私は倒れました・・・。

とにかくかっこいい。髭を伸ばして前髪を伸ばしてとファンが星に願う理由がよぉく分かった。私も今日から星に願うから、坂本さん…お願いします…。

あの風貌でウインクなんてしないで欲しい、ジャケットプレイしないで欲しい、美声を響かせないで欲しい、まんじゅうこわい

マルチアングルがまた笑っちゃうほど良い。セクシー系で固めた選曲だから坂本さんのセクシーな面がこれでもかと押し出されている。すごい。

公演中一番好きだったのはOKの2番、カメラ目線でウインクしたところです。ズキュン!って効果音が出てたね。200回は見た。

 

長野さん

カミセントニセンの歌声を繋ぐのは長野さんと岡田さん、という考えでいたのだがなかなか合っているのではと再確認。彼の柔らかく空気を軽くするような歌声は必須だと思う。

そして安定して美しい。ふとした瞬間の限りなくナチュラルな佇まいがしっとりと落ち着いていて素敵だった。

彼の広範囲お手振りを拝見したが高貴だった。あんな笑顔で手を振られたら貴公子か何かと勘違いしてしまう。

公演中一番好きだったのはdaysの最後の方、マイクを持ち替えつつの両手お手振り。

 

井ノ原さん

もうめっちゃセクシーだしかっこいいしで参った。井ノ原さんの滲み出るような男っぽさが大好きだ。三次元最高レベルのスタイルから繰り出されるどこか直線的な動き。

ソロ曲でのソロ歌手?ってくらいの安定感とクールな曲のギャップ。この人がセクバニを歌って踊るからV6は魅力的だ。

彼のダンスがどうしようもなくツボで、刻むリズムや拾う音が私のノリ方と近く気持ちいい。特に拍手喝采なのは頭を揺らしてリズムを取るところ。至るところでみられるがセクバニの間奏辺りに大奮発している。

 

森田さん

やっぱりカリスマだ〜と拝み倒した。なんと言ってもダンス。振りと振りの微妙な間まで美しい。マルチアングルを見ていると森田さんが音楽を引っ張っているような感覚に陥る。力みを全く感じないのに全ての動作がきまっている。

照明が暗くても人数が多くてもぱっと目を惹く華やかさがある。その上であの歌声だ。Medicineのソロパートが印象深い。あの胸に手を当てる仕草、ときめかない人類がいるのか。偶然でも運命でもなんでも信じるわ。

一番好きだったのは官美の帽子のツバを指で撫でる所。卒倒した。帽子も全部似合ってて素敵だった。

 

三宅さん

悩める三宅担はセクバニコンで涙を流す。悩めるってのはポエマーという意味だ。

三宅さんが心から絞り出すように歌い踊るのを泣きながら見つめ続けた。シリアスな曲が多めだったのもあり、笑顔が少ないのはそのためだろうか。

やはり特筆すべきはソロ曲だろう。

アイドル三宅健をステージに縛り付けているのはファンである私かもしれないと思うと苦しい。それでも彼がアイドルでいる限りアイドルの三宅さんを応援したい。将来それ以降があったとしても応援したい気持ちは変わらない。結果として私は更に彼の虜となってしまった。

ほっとしたのはセクバニマルチアングルを見て、彼の笑顔がちらちら見られた所。きゅんときた。

 

岡田さん

前髪が長いとここまで破壊力があるのか。セットリストの雰囲気的にもこの髪型は合っていたように思う。アンコールではかきあげてしまっているのもかわいい、かわいい。

長野さん同様コンサートでの歌声に注目したい。カミセンで歌えば支えのようにおおらかに響き、6人の時は彼の声と分かりつつも全員を繋ぐように聞こえる。

井ノ原さんソロ曲前のちょっとしたやり取りが本当に癒しだった。

 

うちわ

 

見飽きない理由の1つにファンの方々が持つうちわがあるのだが、これも触れておきたい。どんなにメンバーがかっこよくクールにキメていても画面に映り込む趣向を凝らした数々のうちわ。

ジャニーズのコンサート自体ほぼ初見なのだがうちわが目に入って仕方なかった。

コンサートのシリアスな感じとうちわのアンバランスさがおもしろい。笑ってしまうものや感心してしまうものまでクオリティの高いうちわに溢れている。このうちわ芸までもがコンサートの一部なんだろう。

うちわがジャニーズのコンサートをジャニーズのコンサートたらしめているのだ。

驚いたことにコンサートでは公式ペンライトしか許可されていないしそれも担当のメンバーカラーに光り続ける訳ではないようだ。

ハロプロでは当然のように推しメンのメンバーカラーにペンライトを光らせるし、うちわって別にそこまで特殊なものでもないと気づいた。光るかわりに文字が書いてあるだけだわ。文字が書けるならそりゃあ指さしてとか書きたくなるもんだ。

この気持ちはジャニオタにならないと分からない。ジャニオタでない頃からうちわの存在は知っていたが、そこまでしてメンバーの名前を示したいのか?と思っていた。

今なら分かるぞ、そこまでしてでも私はあなたの担当ですと訴えたい。ジャニオタが必死にうちわを作る理由はジャニオタにならないと分からないものだ。

 

全体の感想

 

ひたすらパフォーマンスを磨き上げた到達点がこのコンサートなのだろう、ファンもそのようなコンサートを受け入れる準備が出来ていたんだと客席を見て強く感じた。

アンコールのシングルメドレーまでほとんどシングル曲はない。この曲カップリングにしとくのはもったいない!コンサートでやってくれよぉ〜はファンの口癖だと思っているが、その願いが叶いまくってる。

あらゆる曲で口ずさみ体を揺らす客席のファンがもう楽しそうなのだ。これです求めていたのは!かっこいい!歌って踊るV6!かっこいい!って気持ちが伝わる。

 

しかし不思議なのは私のように知らない曲があっても、もはや全くV6のことを知らなくてもこのコンサートを楽しめることだ。コアなファンだけ楽しめるというコンサートではない。

その理由はパフォーマンスを突き詰めたから、ではないだろうか。知らない曲が多いとどうしてもおいてけぼりになりがちだ。

そこを彼らはおいていかない。完璧な歌、ダンス、演出はもはや1つの作品でそこに曲を知っている知らないの問題は存在しない。

それって彼らの圧倒的な力あってこそできることだと思う。メンバーが真摯に取り組み続けた結果がそのままこのコンサートの魅力となった。

生バンドなのも素敵だった。何から何までプロが関わっているからこそのクオリティだ。

アルバム、カップリング曲中心のマニアックなセットリスト、そしてパフォーマンス重視という構成が結果的には全ての層にウケることになったのだ。

彼らの強みであるダンスと歌唱力を存分に味わえ、ソロ曲、トニセンカミセン曲もあるのでこれを見れば君もV6通!なんて帯を付けられる。命名センスが無さ過ぎて死んでしまう。

 

このブログを書くにあたって何回も見返す必要があり、冬休みには1日1回はセクバニコンが開催されていた。

そのためさすがに慣れたのか鑑賞後に熱は出ないし寝付けないこともなくなった。しかし次に誰のアップが来るか分かるようになっても飽きない。

センターステージに立つ6人をペンライトの光が囲む。その眩さときたら世界中の星がその日横アリに集結してたレベルだ。

彼らが考え抜き最高のパフォーマンスをしたこのコンサートが色褪せることはない。V6は2011年の時点でここまでスタイリッシュだった。

 

2011年の私はすぐにファンクラブに入ってコンサートに行ってくれ。でもDVDで発熱するならコンサートに行ったらどうなってたんだろう。やっぱり身の安全の為に行かないほうがいいかも。

この魅力にひとたび当てられたら6色のプラネタリウムの様に輝くあの会場から逃れられない。またDVDを見返そう。擦り切れるまで見返そう。擦り切れたらBlu-rayを買うからな、待ってろよ。

 

 

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! [Blu-ray]
 

 

 

 

 

 

普通、アイドル20年やってらんないでしょ!?

 

 
Berryz工房をご存知ですか。
2015年3月3日に無期限活動停止した、ハロープロジェクトのアイドルグループである。
幼少期からアイドル活動を始め青春全てをアイドルに捧げ生きた彼女達は今、それぞれの道を歩んでいる。
そんなBerryz工房は2014年に「普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?」というシングルを発売した。アイドルなんて特殊な職業を10年もやって、そしてアイドルとして生きてきたことを誇りに思う…そう歌う彼女達がどれだけ輝いていたことか。特にラストコンサートでのパフォーマンスは涙で前が見えないほどの感動を与えてくれた。
 
V6は今年、デビュー20周年を迎えた。
最初に書いておくが、2つのグループを比較して20年がすごいと言いたいのではない。Berryz工房の活動停止の決断も、V6のアイドル活動を続けていくという決断も結果が異なるだけで強い意思の下にあると私は思う。 
Berryz工房のシングルをもじったこのタイトルも、気になった方は原曲の歌詞を見て欲しい。決してマイナスイメージを持っているものではない。まずその事を伝えておきたい。
 
 
私にとってアイドルは終わりのあるものだった。いつか彼女達はこの活動を辞める、それもそう遠くはない未来にその日は来ると常に心に刻んでいた。
だから終わりの悲しみも割り切って応援できるのだ。その青春を燃やし発光する彼女達の儚さすら愛おしむことがむしろ一種の醍醐味ではないか、とも思う。*1
 
20年アイドルを続ける。文字として打てば3秒だ。しかしそれは果てしなく長い長い時間だと思う。私は20年生きてすらいない。V6は私が産まれる前からアイドルなのだ。なんだか不思議な感覚だった。
 
 
そんなV6の、20周年を迎えた彼らの終わりとは?
ふっと不安になる時があった。
彼らは私よりずっと大人で、積み上げた歴史の上に堂々と立っている。彼らはどこまで、どこまで行くのだろう。いつまで歌ってくれて、踊ってくれて、コンサートをしてくれるんだろう。
 
いくら彼らが鍛えたり身体とうまく付き合ったりして未だにガシガシ歌って踊れる体力があっても、怪我や病気の危険は常に付きまとう。特に怪我。この前*2のバク転は単純にびっくりしたが、その後普通の床でバク転をすることの危険性を知った。
そういえば岡田さんがバク転で骨折した時の長野さん、というモノマネをしていた事を思い出す。昔から怪我しまくっていたとも言っていた。
 
先にバク転が危険なことを知っていたらあの日の私の悲鳴は違う意味になっていたと思う。
もし大怪我をしたら?踊れなくなることはおろか、それ以上の事態になったら?
私が心配した所でなんともならないとは重々承知だ。彼らがしっかり準備してOKを出したからバク転をしたのも分かる。
それでもしばらくドキドキしていた。
 
 
彼らを今後追っていくならば、私はずっとこのような思いをし続けるのか?
そう思うと苦しくなった。いっそ彼らを知らなければ苦しくなることも不安に駆られることもなかったんじゃないか。
でも知らないままがよかったかと言われるとそれは断じて違う。好きになってよかったと毎日思う。なんともわがままだ。
 
だけど、ファンというのは結局そういうものなのかもしれない。何かを好きになることは、それを失ういつかを待つ身になることだ。皆こんな思いを少なからず抱きながら、今日も好きで仕方が無い何かを追っているのだろう。
 
私はハロプロのコンサート現場において、物凄い勢いで泣く。この一瞬が永遠に続かないものと知っているから涙が出る。
V6のライブに将来参加する事があっても泣くと確信している。というかもう彼らがテレビに出る度に号泣している。でもどうして泣くのだろう、彼らは20周年を迎えてなお、その活動を続けていきたいと言っているのに。
 
その涙の理由を究極まで突き詰めるとV6みんなあと100年くらい生きて、だった。
こんなに年上の人を好きになったのは人生で初めてだ。アイドルである彼らを失うことよりもずっと重い悲しみがいつか・・と思うと頭が割れそうなのだ。
同世代とは言わない、せめて10歳差なら・・100年生きて、お願い・・と凄まじい鬱を聞いてくれた全くオタクでない友達に感謝しなきゃいけない。
私も成長したらもっと強い心になり捉え方が変わるかもしれない。今はそれに期待して、というよりも丸投げして考えるのを一時中断している。
だからそんな鬱が迫ってきたら、今を精一杯楽しまなきゃと考えるようになった。
 
コンサートに行きたい。私はコンサートを特別視している。
その時の彼らの瞳には何が映っているのか。それを知ることは叶わないから夢に燃えているであろう彼らの背中を見たい。
一生に何回もないだろう彼らと同じ空間にいる数時間をなんだかんだ待ち望んでいる。
 
 
20年活動を続けてきた中で、私には計り知れない程の数の問題があったはずだ。ただでさえすごい年齢差、加えて芸歴の差があり、ある時期からは個々の仕事が増えた。
岡田さんが自ら反抗期、と呼んでいる時期には俳優とアイドルについてたくさん考えていたんだろう。他のメンバーだってそれぞれ抱えるものがあって、それをぶつけ合ったり支え合ったりしてきた。
 
そうして20周年まで彼らはやってきてくれた。V6がメンバーとして出会ったことすら奇跡であるのに、ここまできたらメンバーの天国でMUSIC FOR THE PEOPLE踊ろう発言も実現するに違いない。
ファンは天国に行けるように今から徳を積む必要がある。私も。
 
 
何度も自分に言い聞かせる。生きている人を好きになることは覚悟が必要なのだ。アイドルとて例外ではなく1人の人間だ。
かと言ってうちわに覚悟決めてますなんて書くのは会場を追い出されかねないのでしない。頭の中だけで十分。
坂本さんが30年、40年……と未来に関してのことを、岡田さんはいい人を好きになりましたねとツアーオーラスの挨拶で言ってくれたらしい。私もそう思う。そう思うよ!だからパーンと明るく楽しく、常に後悔しないように、彼らに感謝してオタク活動をしていきたい。
 
ちょっぴり危険なうちわは作らないとして、本当は大声で叫び回りたい。街中を叫びながら走りたいし愛メロを捧げたい。
V6、20周年おめでとうございます!!ありがとう!!20周年ありがとう!!おめでとう!!
 
やっぱりこれも危険なので頭の中だけに留めるとして、年末までいっぱいある楽しみを全力で盛り上げたい。というか早くファンクラブに入りたい!!まだ給料は出ない。
そして来年からはどんどこお金を使いつつ応援していきます。
来年もメンバー全員健康でありますように。
改めてV6デビュー20周年、本当におめでとうございました。

*1:女性アイドルはハロプロ以外無知なので今の女性アイドル事情は変わっているのかもしれない

*2:ベストアーティスト

こんな私だけどV6を好きになってもいいですか

 

「この感動を共有したい!」
 
番組終了間際、良く通る男性の声で発されたのはモーニング娘。'15がその日披露した新曲*1に出てくる台詞だった。突然のことにきゃあっと沸き立つ娘。メンバー達。芸能人に初めて遭遇した女子中高生ばりに驚いている姿はとてもかわいかった。男性はそんなメンバー達をちらりと見て自分のグループのメンバーとも顔を見合わせる。その男性、井ノ原快彦さんは終始笑顔だった。V6のメンバーも皆はにかむように笑っている。
私は瞬きすら忘れテレビ画面を見つめた。
テレビに映る男性達に釘付けになったのは、もしかしたらあれが初めてかもしれない。
 
V6ってなんなんだ!?さらっと言っていたけどあれは普通じゃ考えられないくらいすごい事だった。あの日ミュージックステーションは2時間スペシャルで、娘。の出番は1番最初だったのだ。他のアーティストの歌も聞き、自分の出番もあって、だけど最初のグループの事を覚えていてスムーズな会話の流れのまま最後のコメントで触れる。単に井ノ原さんの記憶力がすごいという事かも知れないけど、私はグループ全体が強く印象に残った。あの時のメンバーの優しげな笑みがちかちかと点滅する。
 
小中高とジャニーズをスルーしてきた女にとって、彼らは未知の集団だった。知っていたのはジャニーズのグループで、岡田准一さんが所属しているということのみ。ファンになって気づいたが世間一般の人は私よりずっと彼らのことを認知していた。メンバーの名前は全員言えるしなんなら彼らのちょっとした特長まで知っている。少なくとも私の周りには年代を問わず、当たり前のようにV6について話せる人だらけだった。でもテレビをほとんど見なかった私にとっては何も当たり前じゃなかった。
 
ちなみにその日彼らのパフォーマンスを見なかったのかというと、見た。正直な話冒頭の娘。が終わってから私は息も絶え絶え他のアーティストに目もくれず感想ツイートを連発していた。そこに流れた彼らの楽曲。スマホから顔を上げテレビを見た。スーツの様なシックな衣装で歌って踊る男性グループ。画面にはV6と表示されていた。あ、V6ってこんなに踊るグループなんだ…揃ってて歌もうまくて素敵。お分かりの通り私は本当に何も知らなかった。V6はダンスが得意なグループ、ジャニオタでなくとも認識されている事実だろう。知らなかった。
ハロオタにとって歌がうまい、ダンスが揃っている、は大変重要なポイントだと思う。この時点で彼らに興味を持っていたんだろう。そして最後のこの感動を共有したい!事件。いのっちありがとう……ありがとう…とツイートを残し私はV6について検索をかけていた。
 
プロフィールを見てまず驚いた。年上組、年下組に分かれているらしい。踊るメンバー達にそこまで年齢差を感じなかった。全員30代前半かな〜なんて思ってた。
そしたら40代がいる。リーダーである坂本昌行さんは44歳になったばかりだった。別にだからなんだという訳ではない。それを私はすんなり受け入れた。ジャニーズだからな、そりゃSMAPとかもそのくらいの歳で活動してるしありえるよな、くらいに軽く受け止めた。*2
そして一番びっくりしたのは岡田准一さんが最年少だったことだ。彼が年上そうというよりもメンバーにもっと若く見える人いたのに!誰だろう!?と思ってたから。顔と名前が一致しない状態で調べていたからその時は結局わからなかったけど、まぁ三宅健さんだった。ついでに森田剛さんは髭があり前髪を上げている姿しか見ていなかったので年上組だと思ってた。この人絶対怖いわV6でやっていけてるのかな…なんて考えてた。今となっては笑ってしまうけどここから3ヶ月足らずで剛くんは妖精だね…って言っているから人間変わるものだ。
 
この時作業用に聞いていたのはもっぱらジャニーズカウントダウンコンサート、通称カウコンだった。本当はV6のシングルを…と思ったけどもちろんYouTubeになかった。ハロプロのシングルは公式が全てPVをアップしてるからそのノリだった。ハロプロに慣れた人間にとってジャニーズはカルチャーショックの連続だ。カウコンならテレビで見たことあるし有名な曲も多いから聞いてて楽しそうよね、と片っ端から聞き始めた。
 
軽い気持ちで流していたがここである曲にハマることになる。シャッフルメドレーが始まっていた。そもそもどのグループが元々歌っているか知らないので、曲の感じからV6の曲を掴もう…と思ってた。多分ユーロビート系、もしくはWAになって踊るやつ…そこに的を絞っていた中、ポップで弾むようなメロディー、きらきらとした音が流れ耳がキーンとした。
それがあの曲、みんな大好きDarlingだった。歌っていたのはKinKi Kidsの2人。ダーリン、ダーリン、いいんじゃない…そう聞こえる。圧倒的なアイドルソング!どのグループの曲!?あ、若い子達か?全然分からなかったけどリピートした。何回も繰り返した後で歌い始める直前、V6のDarling!と言っている声に気づいた。その瞬間長野博さん美しすぎ…と画像検索していた手を一旦止め、V6 Darlingとパソコンに打ち込んだ。
 
Darling! Darling! いい just night…そう歌詞に書いてある。しびれた。この歌詞を見て、聞いて、V6を好きにならないハロオタはいない、そう断言できるほど私のオタク心にヒットした。カラオケで初めてまともに歌詞を見て、こんなこと言ってるの!?とびっくりする、そんな曲*3愛するハロオタ的にはgoodと来ないわけがない。そしてあのキャッチーなサビ!だーりんだーりん……と気づけば口ずさむ。当然音源が欲しくなって、iTunesを巡った。
ジャニーズの曲はiTunesには無い。これ、本当に初めて知ったし物凄いびっくりした。日本国民にとって常識だったらどうしよう、このままじゃいつか恥をかいていた。知れて良かった。
 
CDを借りよう、まずは借りよう、じゃあ何を?また調べ出した。そしたらSUPER Very Bestなんてアルバムがある。全シングルを収録!!お得過ぎる!!彼らの20周年記念アルバムのような物らしい。そう、これ。人間20年もアイドルを続けられるのか。彼らのことを新規なりに調べた今、この事も書きたい。長くなりそうだから今回は割愛。そのありがたいアルバムと、最新アルバムであるOh! My! Goodness!を借りた。
 
最新アルバムを開いてびっくり、一曲毎にライナーノーツが付いていた。私は楽曲に込められた思いとか意味とかを知るのが大好きだ。バックステージを追った映像にもどうしようもないときめきを覚える人種だ。完璧に完成された表だけ知っていればいいし、裏を知るなんてヤボという意見もあるけど、私は好き。それを踏まえて表を見返すと何倍にも魅力が増すと思ってる。意味を知りたくて楽曲を無駄に深読みしたりするから、公式がライナーノーツを出していることはご褒美でしかない。楽曲制作にメンバーが深く関わり、自らその曲を歌い上げる。彼らはアーティストだ、そう思った。ライナーノーツを舐めるように読みアルバムを1周した頃には私は完全にV6の楽曲に惚れていた。Oh! My! Goodness!、とんでもない名盤だと思います。
SUPER Very Bestも本当に良かった。一言で感想を言うなら幅が広い。さすが20年活動しているだけある。JPOPの歴史を総ざらいしている気分だった。
曲を好きになるともう止まらない。ひたすらにCDを借りまくった。6人の歌声がまた良い。6人6様のそれぞれが宝石みたいに美しい声だった。それがユニゾンになるとぴったり溶け合う。1曲聞くごとに最高…最高‥と呟く怪しい女になるしかなかった。
 
この時も彼らについて調べる手は止めていなかった。そしてたどり着いたのはあらゆる二次元ジャンルでトレスされているであろう定番ネタ、「修学旅行」の元ネタが彼らであるという事実だった。整いまくったビジュアルであんなに素敵な曲を歌い踊るイメージしかなかった彼らが脳内で組体操を始めた。あの可哀想な役回り、坂本さんだったんだ…縞パン履いてたの井ノ原さんなんだ…動画を見すぎて内容把握は完璧だった。
私はギャップに弱い。甘めのビジュアルにクールな性格のキャラ等とにかくギャップを見せつけられるとコロッと落ちる。
これまた有名な学校内ペア肝試しの元ネタまでV6と判明し、私は単なる楽曲オタではなくV6というグループに助走をつけて飛び込んだ。
 
知れば知るほど、全員魅力的な人柄だった。あらゆるコンサートのレポにメンバーへの愛が爆発した。オーラスのあの対応*4について他グループファンの友人がV6凄すぎるよ、と真顔で言ってきた。学校へ行こう!2015の話題が私のあらゆるアカウントのTLを占拠した時、素直に感動した。ベストアーティストでバク転をした時、隣部屋への迷惑を忘れ思わず1人叫んでいた。グループとして2度目の紅白出場、そして井ノ原さんは司会者に決定し、私は人生で初めて真剣に紅白を見ることになった。
 
素晴らしい人たちを好きになった。彼らが同じ時代を生きて、輝きを放っている事に気づけて本当に良かった。20周年のアニバーサリーイヤーである今年は、本人達も言うようにグループとしての活動がとてもたくさんあった。私はその中のひとつを偶然見て、あれよあれよとここまで来た。しかし自分の中では戸惑いがある。これらは彼らと共に歩んできたファン、そして何より個人の活動が増えながらもV6で居続けてくれた彼ら自身の為の20周年の活動なんじゃないか。
CDを1枚も買ってない、DVDも持っていない、立ち読みで済ませる雑誌ばかり、出演するテレビ番組を全て追えていない。ジャニーズに関する知識が日本国民にあるまじきレベルで無い。そんな私は彼らのファンと公言していいのか?TwitterのV6アカウントを作るのも、1ヶ月くらい悩んだ。だけど熱は一過性のものではなく、彼らへの思いは強まる毎日だった。1人でもやもやしていても仕方なかった。
 
今度、お給料が出る。私は人生初のアルバイトを始めた。働く事にビビっていてずっと始められずにいたが、踏み出したらなんとかなるものだ。そのお金で、ファンクラブに入ると密かに決めている。
会員証が届いた時、私はきっと泣くと思う。これでようやくファンになってから彼らに恩返しができたと、今までありがとうこれから応援させて下さいと。
好きでいることがファンであることという気持ちは昔からあった。それは今も変わらない。だけど私が出したお金がほんの少しでも彼らの応援になるなら、感謝の気持ちを表せるなら少しずつでもその手段を使いたい。
 
こんな壮大な自分語りを書こうと思ったのは、今この時の気持ちを残しておきたいからだ。いつか、ファンでいていいかなんて悩んでた時期もあったなぁと笑って見返す時が来て欲しい。それは30周年の時か、もっと前か後か分からない。その間に彼らに何が起こるかも分からない。だって私も彼らも生きている人間だから。生きている人を好きになることは、楽しくて覚悟がいる。
この発売ラッシュの中2冊しか買えてない雑誌を机の上に飾っている。ふとした瞬間に表紙の彼らを見て思う。こんな私だけど、V6の皆さんのこと好きになってもいいですか。
 

*1:Oh my wish!

*2:ジャニーズグループがアイドルで居続けている上でのSMAPの功績を知らなかった。

*3:なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?とかです。

*4:音漏れ云々