その美しさを描けない

割り切れないshotにgoodきてる

And I slept happily ever after.

 

しかし、思い返すと初めて泣いた。というよりもようやく泣けた。

あなたがあなたの意志に反してステージに立たない、立てないことなどあってはならないないのだ。

 

年が明けてふと見た動画、覚えきっているあなたのパート、望んだ声も姿も無くて、それになかなかの衝撃を受けた。

あなたが卒業する未来が確実に訪れる以上、それの想定は何度だってしたしその後の身の振り方もすでに決めている。

でもこんなことなんて想像していなかった。に決まってるじゃないか。

それからずっと新しいものから自分を遠ざけていた。何も受け入れられなくて。あなたがいなくても時は進むのか?そんなの許せなかったよ私は。

それを誰かに言うのも誰にだって求めるのも間違っているので、静かに自分の時間だけ止めた。マイナスの感情を発するのは巡り巡ってあなたのためにならない。

 

あぁ、彼女がステージに戻ってくる。

ステージにいるあなたが宇宙一美しくて素晴らしいことを私が証明できたらどんなに良いだろう。

稲妻のように空気を貫く歌声、星空を閉じ込めたまなざし、自身から音を発しているようなダンス、そのすべて、すべて、すべて・・・。

思うだけで息ができなくなるそのすべて、もう正直に言うと彼女のパフォーマンスを生で浴びるたびにあなたしか愛せない喜びに狂っていくようで、毎回その場で泣き崩れたくなる。

好きだ、好きで好きで、もうだめなんだ私。ようやく世界が正しくなると思うと、もう。やっぱり私が好きなのはあなたなのだと何億回目かの気づきを得る。

 

何事も理屈が先だから、きっと生涯に一度の一目惚れは優樹さんに捧げた。そしてそれは全く、微塵も間違いなかった。何年たってもそう思うし、そう思わせてくれるあなたが今日もいる。

その吐息に触れるとき、指先を見つめるとき、私は誰よりも幸せだ。せめてそれをここに書いて証明しよう。

 

私が神様だったら絶対に、君を真ん中に置いてこの世を回したよ。ほんと。ひいきってそりゃ、君がすべてなんだから・・・。でも神様じゃないから、ただただ幸せであってほしいって毎日願ってるの。ごめんね、ぜんぶ私のエゴだよ。でも君が笑顔で生きることが幸福に感じる人間がいるんだ。

ひとりで立てなくてごめんね。決して君には言わないからどうか許してね。

 

あなたが決めたことならなんでもいいんだよ。その手に持つ切符で望む夢の先まで走れますように。私はそれを見届けたいんだ、